よく走る、よく止まる。プラモのデカールを貼るなら「フィクサー」がオススメです。

 プラモのデカール貼り、難しいですよね。しかし世の中の人もみんなそう思っているので、デカールを貼りやすくする道具やケミカルはいっぱい開発されていて、昔に比べればかなりラクにキレイに貼れるようになりました。なかでも私が何度紹介してもし足りないと思っているのがデカールフィクサーです。

 これはデカールを貼る前にプラモの表面にさっとひと塗りしておくもの。デカールの上からじゃなくて、デカールとプラモの間でいい感じに作用する凄い液体です。中身は界面活性剤と液体のり!その配合が絶妙で、界面活性剤はデカールの滑りを良くして位置決めのタイムラグを作ってくれます。とくに海外のプラモなんかで見る薄いものや、やたらとノリの乾燥が早くて速攻で食いついてしまうデカールには超有効!

 デカールフィクサーの上にデカールを滑らせて乗っけると、乾燥しない限りずーっと位置決めタイムを与えてくれます。とは言え、いつまでも動かれては困るので……

 パーツとデカールの間にとどまっている水とフィクサーを筆で優しく撫でることで押し出していきます。綿棒より筆がいいよ(綿棒の糸くずがくっついたり、力を入れたところがヘニョっと曲がってしまったりするので……)。そうするとフィクサーのなかに含まれる糊がデカールをピタッと止めてくれます。これが「よく走って、よく止まる」というフィクサーの効果。
 「いつまでも動いていやだな〜」とか、「止まってほしくないときに止まりやがったな〜」というのが水転写デカール貼りの難しいところですが、フィクサーを使うようになってから本当に失敗が激減しました。

 貼ってから気がついたんですが、この飛行機1/72スケールなのにデカールが説明書の指示図より1.5倍くらい大きい。字も国籍マークも押し出しが強すぎる(まあ可愛いというかキッチュな感じではあります)。デカールの大きさを計算したところ、1/48スケールのデカールを間違って印刷しちゃってるんじゃないかなぁ……という感じなのです。まあこれはこれでお茶目なオチだなということで、これ以上いじらずにフィニッシュということにしちゃいましょう。そんじゃまた!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。