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ガブリアスのキケンさは、プラモを作ってみないとわからない。

 ガブリアスってポケモンがいて、シュモクザメとドラゴンを組み合わせた感じのデザインが面白い。そのうえカラーリングもなんだか悪そうな感じで「凶暴」といいたくなりますが、実際はどうなのでしょうか。一緒に寝てくれたり、遅刻しそうなときに背中に乗せてくれるといいな。デザインの危なさが気になって仕方が無くなってきたのでプラモデルを買ってきました。

 作っていて思ったのですが、まずヘッドがめちゃくちゃ凶悪ですねこれ。顔つきとか歯とか怖い。トレーナーの命令なんか無視していろんなものをブチンッて嚙み切ってきそうです。プラモデル視点でいうと、凶悪さを伝えるにはどうしたらいいのか?というのを考えて歯をしっかり造形しようとか、顎を動かせるようにしようとか、考えている感じがバシバシします。

 モンスターデザインという意味ではシュモクザメをモデルにしたということですが、頭の左右にある棒状の突起はどう考えても飛行機の翼端につくミサイルですね……。サメがモチーフということで、シャークマウス塗装の文脈も拾いつつ、頭は飛行機のやばい部分を凝縮したデザイン。

 その反面、身体はなんだかぬるっとしたサメのような、ごつごつとした爬虫類のようなデザインで意外と生々しい。巨大な背びれもやっぱり強そう。背びれでもあり垂直尾翼でもあるという感じで、このポケモンは飛ぶんだぞというのがひしひしと伝わってきます。

 なんてことを考えながら作ってると、あっという間に出来上がります。翼のついた両腕は鋭い爪がとても強そう。というか、強いんですよねこのポケモン。実は作るきっかけとなったのはコトブキヤの店頭にディスプレイされていた「シロナとガブリアス」のフィギュアを見たからです。シロナさんはチャンピオンだそうで、彼女はガブリアスを使う……そしてシロナさんに対するガブリアスのデカさと、凶悪なデザインにほれぼれした、というわけです。

 フィギュアを眺めてすごいな……と思ったデザインへの興味関心は、プラモデルで頭を作ることでアイデアが凝縮されていることを知り、それを支えるように身体には生物的な生々しさがシンプルかつエッジのきいた造形で存在していることがわかりました。ポケモンも900種類近くいるそうですが、ガブリアスみたいなデザインのパワーを感じるポケモンがどんどんプラモデルになってくれると作るたびにキャラクターデザインの深みみたいなのが味わえるので、最高ですね。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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