気分転換に作る小さなプラモ/平日の衝動と、週末の逆襲。

 金曜の夜、急ぎの仕事が終わって「おし!帰ろう!」と思ったら成果物を見た上長から「月曜日に動画を撮ろう」という一言。マジ?!と思いながら土日が開けたら、猛烈な月曜日が幕を開けた。午前中に大体の手配を済ませて、午後に撮影。何とか終わったがとにかく疲れた。集中力を一気に使ったようで、身体というよりは頭が疲れている。とりあえずシレッとと定時に帰ることにしたけど、頭の中は休まらず風が渦巻いている感覚で、いちばんしんどいやつ。頭の中で「ここが良かった、あれは良くなかった」とか反省会が始まる。

 どうにも頭の中がそんな様子なので、没頭できるものはないかとプラモデルを作ることにした。頭の中はそわそわしているのでパッと作れそうなやつ。いつか買っていたドイツレベルの1/144ハリアーの箱を開けてとりあえずボディに翼をくっつけたら気分が落ち着いてきたので寝ることに。プラモデルは私という台風に見舞われて未完成のまま部屋に転がるという有様だ。

 週末、作りかけのハリアーを思い出して一気に作る。「このキットは一体になった脚回りがありがたい!」と思ったら、着地状態を再現するためには飛行時に使うパーツを自分で切断しないといけないという……マジか。

 ただまぁ、トミカなんかに代表される3インチのミニカーなんかもサイドミラーが省略されたりするし、慣れ親しんだ1/48だとか1/72というスケールでも色々なものが省略されていることを知った(これはこの前1/24のハリケーンを作ったときにやっと理解したのだ)。この小さなプラモだって、そこまでキリキリ追いかけなくたっていいだろう……と、失敗覚悟でチャレンジしたらやっぱり失敗した。週の頭に台風のように組み立てたハリアーに、してやられたというわけだ。

 ただ作っていて面白かったのは、このサイズのジェット機がとにかく素早く完成するということだ。あとは凝縮されたミサイルなどの武装が密度を一気に高めてくれるので、完成後の満足度がかなり高い。一気に組み立てて楽しんで、気が向いたらちゃんと塗ったりあるいは塗装の練習に使ってみたりと色々とできる。

 プラモひとつとっても、気合いを入れてじっくり作りたいときと、そうではなくて何かこう気分転換……例えば読書をするとか散歩をするとか、銭湯に行くとかそういう感じで遊びたいときがあると思うのだけど、遊び感覚でサクッと作って「うわーやられたー、マジかー」となるのもまた、辛酸あって楽しいものだ。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。