いつか会う「プラモの本物」に思いを馳せて/ICM 1/16 イギリス警察官

 下町の方に住んでいると、たまに力士とすれ違うことがあります。電車の中でもたまにありますね。10年ほど前に住んでいたところでは相撲部屋が近いこともあり、自転車に乗る力士やコンビニにいる力士、TSUTAYAにいる力士……という感じで結構な確率で遭遇していましたが、道ゆく様々な人の中で「あ、力士だ」と思わせる特徴的な見た目。実際に相撲を見に行ってからは、神秘的な存在だなと思うようになりました。神聖な場所で何かを行う人という感じで、見え方が変わったというか。

 

 力士のように「特徴的な見た目をしている誰か」という点では、ICMが発売している1/16のイギリス警察官もそんな感じがします。きちっとした制服に、良い姿勢の立ち姿。箱絵のスマートさに期待を寄せながら購入してみましたが、とても良い。スケールの関係もあって制服の生地の厚みや表情がよく出てますし、立ち姿も良い。纏う雰囲気がとにかくカッコいい。バターの塊を削ったかのような柔らかさと角が立った面の表情が昨今のICMのフィギュア達にはあるような気がしますが、このキットはその良さが前面に出ています。非常に味わい深く、リアルすぎない良さ。

 台座は床面が4種類付属していて、好きなものが選べる仕様。パッケージアートなどを参考に近いものを選んでもいい感じです。そしてICMのフィギュア特有の、世界観を押し出すことに特化した説明書がすごい。説明ってなんだろう。

 ICMのこのシリーズ、「ICM World’s Guards」の一部と思しき存在で世界の警備員がプラモデル化されており、いろいろなラインナップがあります。よくよく考えると、姿勢よく立っている彼らはプラモデルにするのにもってこいですね。

 イギリスに行く予定は今の所ありませんが、この警察官を作ってしまったので、もしも現地に赴いて本物の警察官を見たときには「これが本物の警察官か!」とじーっと見てしまうことでしょう。異国をうろついていたらきっと遭遇してしまうプラモの本物。楽しみです。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。