ウマ模型/「ポーランド騎兵のプラモデル」という超マニアックなモノを作るのは、やっぱりポーランドのメーカーだった!

▲パッケージは情報モリモリでなおかつ読めない。

 「騎兵」っていうと、ヨーロッパでは中世、日本では戦国時代のイメージが強くて、機関銃が登場した第一次世界大戦後では活躍してたイメージが薄いんですよね。ただ、実際は第二次世界大戦ぐらいまでは各国に騎兵は存在していて、敵歩兵の奇襲や掃討任務についていました。抜刀して戦車に突撃してたのはロシアのコサック兵が有名ですが、今回はとても地味だけどナチスドイツの侵略に立ち向かったポーランド騎兵のプラモデルの紹介です。

▲箱の中に折り畳まれて入ってるフルカラーの大きな説明書。
▲時代背景の詳細な説明文やイラストが満載でなかなか勉強になります(ただしやっぱり読めない)。

 さて、1/72スケールでポーランド騎兵のプラモデルを出しているのはFTF(FIRST TO FIGHT)という聞き慣れないメーカー。「WRZESIEŃ1939」のシリーズでは1939年のドイツ軍ポーランド侵攻を題材としており、ポーランド軍とドイツ軍の兵隊や戦車などのプラモデルを展開しています。ドイツ軍の車輛も人気のあるⅣ号戦車などでもA型とか、1939年当時に配備されてた型式のみ。ポーランド軍の戦車もちょこちょことラインナップされており、リストを見てるだけでも「この題材でここまでラインナップを増やせるものなのか!?」という種類が出ております。

 そんな中で、ポーランド軍のウーラン騎兵は対戦車砲や野砲なども装備した精鋭部隊として活躍し、ドイツ軍に一矢報いてます。今回のプラモデルはそんなウーラン騎兵部隊・騎乗待機中の姿をモデライズしたもの。

▲騎乗している馬が2種6頭、立ちポーズの未騎乗の馬が2頭。騎乗兵が6人入ってます。
▲1/72ゆえに装備品とかも一体成型。とはいえ雰囲気は悪くない。

 中身の正体は全然分からないのでお酒飲みつつどきどきしながら開封。恐らく手原型で作られたであろうウマとフィギュアが彫刻されたランナーを、お酒を飲みながら眺めているとちょっとほっこりします。デザインナイフや彫刻刀とかでちょっとずつ彫り込んでやったりするとパキっとした感じになるんじゃないかなーと思いつつ大胆にスライスされた馬を切り離してみる。

▲裏側シュール。

 胴体部分はヒケ(プラスチックは厚みがあるとそこが収縮して凹んでしまうのです)防止の為にごそっと空洞になってるし、首から頭にかけてはなんかメカニカルな感じに丸いダボが……。ランナーの状態ではパーツの裏側を見ていなかったので、切り離してからちょっとウケてしまった。こんな感じのウマプラモが8頭入ってるわけです。

▲組み上がるとこんな感じ。

 計3頭組んでみた。抜刀してる士官と小銃を背負ってる兵士を組めるんですが、背負える武装は4種類入ってて全員兄弟!って感じにはならないように工夫されてます(ポーズは一緒だけどね)。

 サイズが小さいので、しっかり塗り込むというよりも基本色で塗りわけしておいてツヤ消してからスミ入れでモールドを際立させるみたいな塗り方が楽しいだろうなー。他のポーズのキットも買ってきて、ウーラン騎兵部隊整列!みたいな楽しみ方も出来るなーと卓上にずらりと並べて楽しむ模型だなと思いました。

 どうやらもともとはゲームの駒として発売されてるものらしく、説明書にはその記載っぽいものもありますが…やっぱり読めねえ……。とはいえ、母国愛の溢れるシリーズとしては興味深い模型ではありますね!因みに車輛のキットはまた違った雰囲気の模型なので近いうちに紹介出来たらなと思います。模型屋のミニスケールAFVコーナーで見かけたらひとつ手に取ってみても面白いかもですよ!

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。