超ピッタリサイズのシールを貼るおもしろさ/AOSHIMA ザ・スナップキット 1/32 トヨタ プリウス

▲まさかシールを貼ること自体がこんなに面白いとは思わなくて、貼る前のシール写真を撮り忘れちゃったのよね……。

 ふらっと寄ったショッピングモールの模型屋さんで、青島文化教材社のザ・スナップキット 1/32 プリウスを買ってきて、平日の夜にパッと作りました。私が普段乗ってる会社の営業車が同型のプリウスなので、何となく作ってみようかな〜という安易な理由だったなのですが、プラモデルを作る理由って安易なら安易なほど良いと思うんですよね。「思ったより楽しかった!」ときの喜びって大きいじゃないですか。そんな侮れないプラモデル体験でした。

▲個性的な顔の4代目プリウスのボディがゴロンと入っており、特徴的な丸いピラーに沿った窓ガラスもクリアパーツでバコンと形になっています。

 今回のキットは「スーパーホワイト2」というボディカラーのプリウス。ふむふむ、真っ白で無垢なイイ色だ。ボディは塗装せずにこのままで完成とするのが一番オイシそう。そして説明書に目をやると、まず1番最初の工程が「ボディのシール貼り」になっているとな……!?

 プラモデルにおけるシール貼りって、組み立てた後に貼っていくもんだとばかり思ってましたが、いやはや最初にシール貼りを完了させてから組み立てるのもなかなかいいもんです。チマチマしたシール作業をやっつけてから、大まかな組み立て作業になっていった方が確実にストレスが無いですね。

▲シールだけでなく、パーツの組み立ても楽しく完了します。特に、白眉なのはこの内装パーツ。

 なんと、ほぼこのランナー1枚だけで内装が完成してしまいます。ニッパーで切り離して、左右と上の部分をパタンと折り曲げてやると、「アッ」と言う間も無く内装が完成してしまう仕組みなんですが、まるで飛び出す絵本みたいなカタチが飛び出す楽しさと驚きに溢れています。

 小さなシールにはピンセット必須です。しかし、ピンセットを使うと気持ちよく貼れるというのが超大事。それに、紙のシールで少し厚みがあるので結構つまみやすく、粘着力も丁度いい強さなので、思ったより簡単に貼れます。そして何より楽しいのが、パーツの凹凸にシールの形状が異常なほどピッタリ納まることです。これによってめちゃくちゃシールが綺麗に貼れます。

▲シールの端とパーツの端を合わせてやって、綿棒で片側から押し付けていくだけでビシっと凹凸の形状に沿ってキマります。気持ちいい。

 このとき、先の細いクレオスの「Mr.綿棒 先端極細硬化タイプ」がかなり役に立ったので、レコメンドしておきます。

▲窓枠もシール!大きさが超ピッタリなので、慎重に貼れば綺麗にキマります。

 そして面白いのが、シールにディティールが「描いてある」ということです。フロントグリルやワイパーも彫刻でちゃんと表現されてはいるのですが、その上から絵柄の入ったシールを貼っていっちゃいます。そしてそれを綿棒で押し付けてやると凹凸が浮かび上がって、2次元と3次元が融合したような面白い仕上がりになります。最近の実車のグリルなんかも車種によっては、プリントでイミテーション的に表現してたりしますから、でっかいプラモデルみたいなもんだと思ったりしますよね。

▲メタリックパーツにシールを貼った上からクリアパーツを乗っけてサンドイッチにしたりもします。ライトのガラスが尖ってて「にせウルトラマン」みたいで好きなんすよね。
▲できた~!塗装は全くしてませんが、シールのチカラってなかなか凄い。

 子供の頃からシールってペタペタ雑に貼るものだと思ってたフシがあって蔑ろにしていたんですが、「正確に計算された大きさの、綺麗なプリントのシールを、ピンセットを使って丁寧に貼る。」という体験はかなり新鮮なものでした。

 今回の製作では、ストレートタイプの先が尖ったピンセットを使用したのですが、シールがやわらかいのでそこそこ傷つくというアクシデントがありました。アウチ。しかし、先が丸くなったタイプのピンセットを使えば良かった!と製作後に気付きましたね。今度作るときははこっちを使おう!

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。