タミヤプラモデルファクトリーで釣り上げてしまった「天然メタルアニキ」に震えた、夏。

▲常に発見があるタミヤプラモデルファクトリー

まさかこんな日が来ようとは。ついに僕は天然物を釣り上げた。僕がことあるたびに塗っていたあのアニキのはこれと比べたら養殖だ。釣り上げたその場所は「タミヤプラモデルファクトリー 新橋店」。タミヤプラモデルファクトリーにはいつも発見がある! 熱い夏の開幕だ!!!

▲箱を開けた瞬間、僕は目を疑った……そして僕はタミヤ&イタレリの掌の上で踊らされていたと知った

 プラモのグランドラインとも言えるタミヤプラモデルファクトリーは、新橋とトレッサ横浜にある。タミヤが取り扱うありとあらゆるものがあるほか、凝った展示内容も魅力的。たまに足を運んで記事作りの種を拾いに行くことがある。模型の箱も開けられるので、中をみてどんな商品か確認できるのもとてもありがたい(開けた後みんなできちんと綺麗に戻せるようになれば、また多くのお店で箱を開けられる楽しみが増えるはず!がんばろう!)。

 いつものように、気になるプラモの箱を掴み開けたその瞬間、全身に鳥肌がたった! 「アニキ……メタルアニキがいる。天然だ……。」なんということだろう、「1/48 スイス空軍 ホーク Mk.66」の中に2人のメタルアニキ、「メタルアニキブラザーズ」が封入されていたのだ!

▲Hey guys

 正真正銘のメタル! タミヤの解説にもメタル製のパイロット人形2体付きと力強く書かれていた。まさにこのプラモの核とも言えるパーツなのだ! 天然物が放つ迫力とゴツゴツとした荒々しさに俺の心拍数は上がりっぱなし。お店でも常に小脇に抱えて「俺の獲物だぞ」と言わんばかりな表情で(やばいやつですね)、店内をうろついていた。

 そして帰宅してさらにびっくり。メタルアニキには玉座が用意されていたのだ……。

▲コクピットを彩るメタル!!! エッチングパーツ!!!

 メタルアニキたちのパワーを増幅させるべく、コクピットにまでエッチングパーツが用意されていた。2人のための玉座がここに爆誕。どうなっちまうんだ!

▲Here we……
▲Go!!!!!!!!!!

グレーの成型色にメタルアニキの輝きと真鍮色のマリアージュが素晴らしく、コクピット周りのかっこよさが以上! バッケンレコードなのだ。このカッコ良さをみていたいので、俺のホークは半身で終了!

▲俺にとってはこの状態がご機嫌だぜ!

 メタルアニキたちはただ目立ちたくてメタルなのではなく、機首の錘にもなってホーク自体が尻餅をつかない役割を果たしている。まさに機体を操っているのだ。ご機嫌だぜ! 天然物には理由があるんだな。

▲本当にこの塊が僕にとってのホークの大トロ

 「同じキットでも人ぞれぞれによかった思えるところ異なる」というのもプラモの大きな楽しさの一つだと思う。僕はある日、アニキをシルバーで塗ってからメタルアニキにぞっこんというフェチなので、メタルアニキが主役で、ホークはメタルアニキにとっての幽波紋(スタンド)。他の人にとってはホークの形状やディテールがすごい好きという人もいると思う。だからプラモは楽しい!

 みんな横並びの評価をして脳が固まるなんて趣味としてもったいない! その模型に対する評価はあなただけのもの。それをみんなで投げ合うと、豊かな見え方が増えると思う。大トロも昔は食べられていなかったけど、今では大スター。模型だって「うまい」出会いがあると思うんだよね。それでは、メタルアニキを部屋のお気に入りの場所に飾ってこようっと。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>
フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。