テンションさげみでパーツの負荷ともおさらば! もうガンプラの分解やスミ入れも怖くない!!

▲ガンプラなどのように、接着剤を使わないでパーツが合わさるプラモ、スナップフィットモデル

 今お店の棚に並んでいるほぼ全てのガンプラは、組み立てに接着剤を使いません(スナップフィットといいます)。キットとニッパーさえ買ってくれば、家でも出張先のホテルでも、どこでも気軽にガンプラを楽しめるんですよ!

 さてスナップフィットですが、気軽に組み立てを楽しめる一方、間違えて組み立てちゃったり、取り合えず組み立ててみてから工作のプランを考えようかな!なんてときは、バラすのが大変だったりします。今回はパーツ同士のハメ合わせの力(テンション)を調整するテクニックを紹介したいと思います! 方法は、ダボ穴(ピンがはまる方の穴。いわゆるメス側)に、ニッパーで一か所切り欠きを入れてあげるだけ! とっても簡単です。

▲刃に負荷がかかるので、なるべく使い古したニッパーを使いましょう(薄刃ニッパーは刃を痛めるので使わないようにしましょう!!)
▲切り欠きを入れることで、パーツ同士のハメ合わせの力の逃げ道を作ってあげるイメージです。(オレンジ矢印が切り欠きを入れたポイントです

 切り欠きにより軸受けにあそびができること、切り欠きも1箇所だけなので程よくテンションがかかった状態になり、十分な保持力を維持できます。

▲簡単な図ですが、こんなイメージです
▲ダボ穴についているリブ(補強板)の反対側を切り欠きを入れてあげるといいみたいなんですが、形状に合わせて90度の位置にするなど、臨機応変にニッパーを入れていきましょう。慣れてくると意識しなくても最適な位置が判断できるようになります

▲こちらは足首のパーツ。切り欠き位置をご確認ください

 一方で、「切り欠きを入れてはいけないポイント」も知っておきましょう。

 ①ダボ穴が関節軸と共用の場合。

 ②ポリパーツをはめるダボ穴。

 この2点は切り欠きを入れてしまうと、途端に保持力が無くなってしまい、最悪の場合組立て自体が出来なくなってしまいます。

▲①については、関節周りに多いです。今回組み立てているグフのヒザ関節の場合、赤矢印のダボは切り欠いてはいけません
▲こちらはヒジ関節。どちらのダボ穴も直接関節として機能するので、切り欠きNGです
▲②については、足首などの関節に多い構造です。真ん中の2つのダボは切り欠きNG
▲最近のキットに多い、可動式の股関節をはめる軸受けも切り欠いちゃダメです

 最初のうちは「ここは切ってもいいんだっけ…?」となるかと思いますが、回数をこなすうちに自然と判断できるようになりますし、逆に切り欠く必要がないパーツも見分けられるようになります。多少なりとも保持力を下げているので、気になる方は最終組み立て時にダボ穴と軸を接着してあげると安心です。(トロトロタイプの接着剤を使いましょう。)

 さらにこの方法は、エナメル塗料で墨入れした際、クラックが入るリスクを減らせるというメリットがあります。パーツにかかる負荷が減るからですね!(私はこの方法を使うようになってから、ほとんどエナメルで割れていません) ハメ合わせの調整は、ビギナーからベテランまで、またガンプラ以外のプラモでも応用が利くテクニックです。ぜひ取り入れてみてください! それではまた!

えぬせ
えぬせ

1986年生まれ。うまい飯とうまい酒のセッティングもバッチリできるサラリーマンの鑑!模型もキャラからスケールまで楽しそうなものはなんでも作ります!