

飛行機のプラモデルは胴体や主翼、その他のパーツも左右で分割されていることが多いので、我々は合わせ目に接着剤を流し込んだり隙間にパテを盛ったり消えてしまったスジボリを彫りなおしたりと大忙しです。
そんなパーツを眺めていたら、「せっかく左右で分割されているのだから、接着や合わせ目消しのことを考えず、分割された状態で飛行機の半分だけを作って最後に鏡に貼りつけたら完成したように見えるのではないか? 」と思いました。

さっそくハセガワの1/72「雷電」をチョイスし、やってみます。
胴体や主翼は左半分だけ使い、逆に一体で成型されているプロペラやキャノピーなどのパーツはニッパーやカッターのこなどを駆使してバキバキ割っていきます。


半分になったパーツを組み立て、雷電の左半分だけが出現しました。ただでさえパーツ数が少なく組み立てやすい良キットですが、1/2の工程で済むのでものすごいスピードで仕上がります。

塗装をしてデカールを貼ると、もう完成です。デカール貼りも半分で済みますし、失敗しても片方のものを流用すればセーフなので心強いです。

そして、ホームセンターで鏡を買ってきました。満を持して完成した雷電を鏡に両面テープで貼ると…

飛びました。
飛行機のプラモデルは着陸状態で作るか、飛行状態で作ってスタンドで支えるのがセオリーですが、半分だけ作って鏡に貼ると何の支えもなく、本当に飛んでいるように見えます。

外で空が写り込むように眺めると、本当に空を飛んでいるように見えます。写り込む背景を変えれば、シチュエーションは無限大です。
飛行機のプラモデルを半分だけ全力で作れば、あとは鏡の中で完成して勝手に空を飛んでくれる遊び方、みなさんもぜひ!
※当初普通のガラス製の普通の鏡を買って試してみたところ、ガラスの厚みのぶんだけ像が離れてしまい、胴体が一体に見えないことに気付いたので、表面に鏡面処理が施されている樹脂製の鏡を買い直しました。鏡で遊ぶときは場合は鏡の種類をよく吟味してくださいね!