特別寄稿/nippper1周年について思うこと。

 からぱたという人間に会ったのは今から10年以上前。東京の模型見本市の済んだ夜に、業界関係者の重鎮と秋葉原のカラオケ屋にいるときに彼が乱入してきてその場を掻き回し、嵐のように去っていったときの強烈な印象があって、その後しばらく私は敬意を込めて彼のことを「(とてもここでは書けないアダ名)君」と呼称しておりました。

 その異常な才能を持つ氏が模型を語るウェブサイトを始めると聞いたときに、「さて模型を語って楽しませることができるのかな?」と眉毛に唾をつけて見ておったのですが、いやそれがもうびっくり。

 いちばん最初に驚かされたのがタミヤの1/35テントセットを使った模型の楽しみ方、見立て方(※編注/それはフミテシの記事です!)。

 私も模型に関しては常にいろいろなところから語りたい人間ではありましたが、このような切り口での楽しみ方を伝えることは正直強い鈍器で頭を殴られた位の衝撃でありました。

 以降毎回ほとんどのnippperの記事を読んでおりまして、その中で紹介されたシタデルの塗料や様々な模型道具や筆など、購入者として最高に乗せられている人間であると思います。

 ウェブを使ってのプラ模型に対する評論や遊び方、出版物ではいろいろ規制があってできないことをどんどんこなしていく姿に大変嫉妬を感じております。

 nippperに刺激されて、私も本年よりYouTubeを使った模型の楽しみ方や様々な発信を行っていきますが、常に頭の中に大きな仮想敵としてnippperという存在がしっかりと意識させられております。

 これから機会があれば私もnippperさんに書かせて貰いたいと思いますので、よろしくお願いいたしますね。

宮脇修一
宮脇修一

海洋堂取締役 センム 造型集団海洋堂代表、 株式会社龍遊館代表取締役社長、株式会社海洋堂高知代表取締役社長、 ワンダーフェスティバル実行委員長 大阪芸大教授、 そして吉本興業文化人枠所属