帝国海軍最強空母、赤城のプラモはシャキシャキの歯ごたえです!

 うわー、そういえば空母作ったことないな!そして最近ハセガワの1/700赤城が再販って聞いたぞ。ウチの赤城、そろそろ熟成が進んでいるのではないか。プラモを熟成させている場合ではない。ワインやウイスキーは旨くなるけどプラモは旨くなったりしない(むしろデカールが寿命を迎えたり、プラスチックがカスカスになったりして泣く)。人生一度きり、ドリーム掴みたいなら開けゴマ〜。

 毎度思うけど艦船模型はほとんどビルとか都市に近い印象を受けるね。ここだけでホンモノは高さ20mくらいあるんだというからビビる。窓があって階段があって、はしごもドアもある。それを眺めていると人間が暮らしている感じがするのでおもろい。戦艦は「甲板だだっ広いな〜」って思うけど、空母は飛行機を格納して飛ばして補給して修理するために体積がデカいのでなおさら建物感がすごい。まるで千と千尋の神隠しに出てきた湯屋のようである。

 しかもその上に滑走路(飛行甲板)が乗っかるのである。なんということだ。ビルの上に滑走路をくっつけて海上を動く。ワンダーですね。一緒に写っているDaytonaはA4です。A4の幅210mm。高さは297mm。これを覚えておくとわりと便利に生きることができる。ぽたぽた焼の裏側のような話。

▲飛行甲板にズームイン!なにこのディテール。すごすぎませんか。幅5cmないのよこれ。
▲前部甲板は滑り止めからアンカーチェーンまでブリバリの彫刻

 2014年のプラモなのでかなりフレッシュ。しかもスーパー大人気なフネなので作ってるアニキたちのリポートも作るための本もめっちゃ豊富。正直オレもちょっと怖いと思ってなかなか組めずにいた。しかし時はいま!組むしかねえ!(ペタペタ)

 そうそう、21世紀のハセガワのプラモは「桁」が特徴。スケールモデル、キャラクターモデルを問わず、いろんなプラモの内部に桁を取り入れることで、組みやすさを確保している。これはテストに出るぞ。桁があることで左右の位置をビシッと合わせて強度を高めてくれるし、組んでいてなんだか盛り上がる。しかも精度が高いので艦首も艦尾もビターンと合って仰天。エライなぁ。

 さて、桁がハマってビシッと左右の船体が合うと、「面」がいきなり「体積」になる!これがプラモの醍醐味じゃ。これ、全長だけで言ったら東京国際フォーラムのガラス棟よりデカイ(さらに幅はほとんど同じで船底から飛行甲板までの高さはあれの半分くらい)のである。もはや「地図」じゃん。地図の世界じゃん。

 いや待てよ……国際フォーラムのプラモが欲しくなってきたぞ……。なんで国際フォーラムのプラモはないんだ……。

 さらに小さい飛行機も16個付いている。ゼロ戦がガンダムなら赤城はホワイトベースじゃ(じゃあガンタンクは九九艦爆でガンキャノンが九七艦攻か?)……。こんなに端正なカタチなのに、冷静に考えたらものすごく奇天烈な乗り物。なかなかありません。再販タイミングでみんなも組もう!オレは組むからな!!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。