その輝き、メッキ級。マーカー塗装でプラモが鏡面に光ります!

 先日発売されたGSIクレオスのガンダムマーカーEXシリーズ新色「ガンダムメッキシルバー」、使ってみました。そして、顎が外れかけました。だって本当にメッキみたいになるんだもん。

 銀色のマーカーは数あれど、本当にメッキみたいに自分の顔が映るというのはちょっと驚異的。そしてあまりにもキレイに鏡面になるもんで、写真で撮影してもよくわからん。鏡を静止画で鏡だとわかるように撮影するのって難しいんだよね。ということで動画をお届けします。

 ペンから出てくるのは表面張力が異常に低いアルコール系のインキです。キレイに塗るというよりも、パーツ表面にインキをドワッと出してからそれがなるべく広がるようにペン先で引っ張っていくとかなりキレイになります。塗り残しがあると目立つのと、二度塗りすると硬めのペン先が一回目に作った塗膜を傷つけて鏡面に見えなくなるので、なるべくイッパツで仕上げるのが吉でしょう。厚塗りっぽくなっても、インキそのもののレベリング能力(平滑になろうとするチカラ)によってサーッとメッキ調の表面になっていくのは見ていて本当に楽しい。

 問題は塗ったあとの塗膜がとっても繊細で、指の脂や湿気で簡単にメッキ調の輝きが失われてしまうこと。表面をコートしたくなる気持ちもわかりますが、これまた粒子がクリアーコートの中に溶け出してもやっとした輝きになってしまうため、せっかくの性能がスポイルされてしまいます。塗ったらそのままいじらずに乾燥させる&「完成後は触らない」と決めることが超大事ですね。これはあらゆる種類の塗膜の強度が心配な人全般にアドバイスしたいことでもあるので、「塗ったあとは触らないもんね」ということにするのは精神衛生上めっちゃ良いです。

 今回メッキ調の塗装にしてみたのは「モデルキット999」のP-51Dマスタング。胴体のパーツはガンダムメッキシルバーで塗装して、翼はMr.カラーの#8シルバーを使用しました。その輝きの差は一目瞭然。なにより胴体に主翼がビシーッと映り込んでいるのがたまりませんな……。これがあればアメリカのビッカビカに磨かれた戦闘機やカーモデルのメッキモール、ターミネーターなどビカビカに輝いているベアメタルな輝きをいつでも手にすることができます。

 もちろん鏡面というのはパーツ表面がツルッツルに平滑であることが大前提。梨地のパーツ表面やヤスリ跡が残っているとそのまんま凹凸が塗装面に出てきますから要注意です。むしろなんにもしていないプラパーツのまんま、ここぞというときのベアメタル表現に使うのが最高。キャップを開けてさっと塗るだけ。こんなに手軽にビッカビカのシルバーが手に入るなんて、本当にいい時代になりましたね! そんじゃまた。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。