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【塗料レビュー】最近流行っている「本当にメッキ調に仕上がるマーカー」がわりとマジでプラモデル塗装に使える話。

 中華系ECサイトにガチのマジで鏡面に仕上がるメタリックマーカーがあるらしい……という情報をキャッチしてAmazon.co.jpで同じものを探し、実際に使ってみたらバキンバキンのメッキ調になったので衝撃を受けた、という話。私が買ったのはCHROME MARKERと書いてある以下のリンクのものでございます。

 金銀銅の3色セットで軸の質感はかなり安っぽく、本当に大丈夫かこれ……となります。ペン先はカチカチで先丸のもの。先端をしつこく何度も押すとインクが出てくるので、それを塗り拡げるタイプです。インクはアルコール系と思われ、完全乾燥には12時間ほどかかります。

 試しにそのへんにあった飛行機模型の背中に塗ってみると、シルバーは確かにものすごい反射率です。ほとんどホイルシール貼ったような質感。ゴールドはかなり真鍮っぽい青金、銅はちょっとくすんできた10円玉みたいな色で、どちらもいまいち光輝感がなく拍子抜け。これならマッキーペイントマーカーとか使った方がきれいな反射が得られます。

 ということで3本セットのうち使いたいのはシルバーだけということになり、ヒトカゲのプラモにも直接塗ってさらにその質感を追試。塗った端から模型を満載した棚がどうやっても映り込んでしまうその鏡面反射っぷりに驚きます。ただペン先が硬いので塗り残しが出やすく、さらに微細なプツプツが出がちなのがちょっと気になるところ。

 とはいえバイク模型のライトの内側、リフレクターにデローンと塗ると素晴らしい仕上がり。流石にメッキ加工されたプラパーツのような仕上がりからは一段落ちますが、例えばメッキパーツの切断痕をタッチアップするのにはこれがベストチョイスなのでは……と思えます。

 白いプラスチックでできたメーターのハウジングを無理やり塗ります。平らな面や凸面はけっこうきれいになるのですが、逆エッジになったところはペン先が硬すぎてなかなかインクが乗ってくれません。グイグイ押せばインクがダバァと出てきてなんとかなるかと思ったけど、そうもいかない。うーん困ったね。

 こういう塗料を紹介すると必ず「クリアーコートはできるのか」「キャンディ塗装の下地になるか」「触って剥げないのか」みたいな質問が飛んでくるものですが、塗ったら塗りっぱなしが良かろうし完成したら基本触らないほうが良いでしょうからテストはしません。類似品も大量に見つかるのでぜひみなさんで良い個体を突き止め、使い道を探ってください。アクリルマーカーはペン先の質感が良いものがかなり増えてきているので、こうしたアルコール系のメタリックマーカーも柔らかくてかゆいところに手が届くタイプのものになるとさらに嬉しいなぁと思うわけでした。そんじゃまた。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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