AORの名盤から辿り着いたプラモデル。銀翼の「ビッカース・バイカウント」

▲1980年の名盤。AIRPLAY唯一のアルバム『AIRPLAY』。

 大好きなこのアルバム。ジャケットは満面の笑みを浮かべる、名プロデューサー2人組、デイビッド・フォスター(右)とジェイ・グレイドン(左)だ。特にフォスターは飛行機愛好家としても有名で、JALで使われる搭乗時のBGMは彼の作曲だったりする(ちなみに到着時のBGMは久石譲)。

 2人の頭上には、彼等の音楽のスケールのデカさと、カラッとした抜けの良いサウンドを体現したかのような、銀のプロペラが。何の飛行機だろう。SNSのフォロワー各位に質問を投げつけると「ビッカース・バイカウントっぽい(真偽不明)」とのすばやい返球。ストライク!ありがとう識者!そんな旅客機があったのね。プラモデルも存在しているらしい。彼らのジャケットの外の世界が見てみたくて、早速買った。

▲箱の裏、ステッカーを貼ったようなデザインが鮮やか。どんな旅行に連れて行ってくれるのかしらん。
▲凸モールドのパネルライン、リベットがしっかり彫刻されています。金属で出来てる感じがする。
▲パイロットとCA。紳士と婦人。4人の佇まいがこれまた良い。味なバリだ。
▲いてもたってもいられないので、早速組み立てますね。翼の上下を貼り合わせて、速乾の流し込み接着剤をスキマからツーッと流して……
▲適当なクリップで5分ぐらい挟んでおけば……
▲ピシッとした翼が完成!平たい翼の真横から、円筒のターボプロップエンジンがヌルッと飛び出す面白いカタチ!
▲パーツ点数が少なくてデカいです。そんなときにはスプレー塗装が早い。文明の勝利。

 説明書の塗装指示を頼りに、胴体には白サフ、翼とプロペラにはアルミシルバー、窓には思い付きでクリアーブルーをスプレーしてみました。

▲パカッと貼り合わせると、意外とスキマが目立たない、嬉しい誤算。塗装後ですが、流し込み接着剤で強引に接着〜。
▲亜音速でどんどんカタチになります。ツルンとしたフォルムが気持ちいいですね。
▲Stranded!机に置いてみると尻もちをつくことが発覚。仕方なく翼の挿し込み部分を削って、釣り用のオモリを50個ぐらいドバドバ投入します。
▲仕上げに、水に漬けておいた青いラインのデカールを慎重に貼ります。が……!窓と微妙にズレていくんだなこれが!お茶目さんだな、君は。立体感が出たということにしておきましょう。
▲で、できた〜!
▲プロペラの形状!まさにそれだ!

 AIRPLAY好きが高じて、ビッカース・バイカウントのプラモデルが出来上がりました。このプラモとの出会いも、製作も、なかなか面白い紆余曲折でしたね。こんな道を辿って、遊んで、これは紛れもなく私の人生だな。振るとカラカラ音のするプラモデルを手にして、そう感じたのでした。

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。