もはや付録ではない!?HJメカニクスの「朽ちダグラム」は名作プラモの匂いがする。

▲朽ち果てたメカ描写から始まる、不朽の名作。「太陽の牙 ダグラム」

 次回予告の語りが熱く、キメのフレーズが耳に残るアニメは間違いなく名作。「Not even justice , I want to get truth!(ショートディレイ) 真実は見えるか!」という小気味良いセリフで締め括られる次回予告でズルズルと次の話を見てしまうアニメ、それがダグラム。政治と戦争。生と死。消耗と補給。愛と別離。己の心の「正しさ」を信じ、戦い続けることを選んだ若者たちの群像劇。筆者はボトムズより好き。見よう。

 さて、そんなわけで3/13に発売の『HJメカニクス08』はダグラム特集なんだなっす!今回紹介するハイパー出来のいいマックスファクトリー製プラモが付録なので、ダグラム好きは本気で確保するべきです。ダグラムを知らない人も、第1話に登場する「朽ちダグラム」のプラモを組み立て、ダグラムの世界に飛び込んでみましょう。

▲たった1枚のランナーに、最新プラモデルのおもしろさが、めいいっぱい詰まっております。
▲よく切れるニッパーでパーツをていねいに切り出して……
▲速乾の接着剤で組み立てましょう。超速、仕上がりキレイ、気持ちいい。
▲立体パズルのような組み立ても時を忘れるほど楽しい。

 この他のパーツの組み合わせ方もスゴくて、あっと驚く分割です。単色&固定ポーズだからこそのパーツ構成、とくに手と足が一体になっている右半身は笑っちゃうほどぶったまげる構成!

▲完成だーーー!!朽ちてる!!

 この密度感よ。小さくてもエラい存在感。模型とは、小さいことと見つけたり……エラい。ロボットって、突っ立った状態だと平面的なんですが、このようにうつむいたポーズだと前後にも立体的。手に持ってグリグリ眺めるだけで楽しい。付録の枠を超えてますね……。

▲勇ましいバックパック。哀愁を帯びている。ルルルールールールル〜。

 私が思うにこのプラモの一番おいしいところは、ロボットが人間のように座り込む、「2次元の嘘」をプラモデルでキレイに表現したことに尽きます。特に足回りのパーツが干渉する部分は、空間を捻じ曲げるような処理が為されていて、ホントにお美事。見たい景色のために、あり得ないパーツの形状になっており、プラモデルってそういうのもアリなのか……と驚くこと請け合い。とっても痛快ウキウキ通りです(なんのこっちゃ)。

 朽ちダグラム、まさか令和になってこんなアイテムが出るとは……デロイアの鉄の戦士は死にましたが、太陽の牙の熱い灯が消えることは無さそうです。書店での補給を急ごう!歌いながら!「西だ、東だ、南だ、北だ〜」

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。