花金だ!仕事帰りに買うプラモ。週末は重戦車で「虎狩り」に行こうぜ!!

▲めっちゃ強いです

 週末が楽しくなる模型をフミテシが独断と偏見でお届けする「花金プラモ」のコーナー! 今回は先日ご紹介した「タミヤ 1/48 ソビエト中戦車 T-34-85」とぜひとも一緒にコレクションして欲しい「1/48 ソビエト重戦車 JS-2 1944年型 ChKZ」をご紹介します!

▲タミヤの薄刃ニッパー、デザインナイフ、ピンセット、白い蓋の接着剤と薄緑色の蓋が目印の速乾流し込み接着剤があれば虎狩りに行けますよ
▲タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズの最新作はこちらです!
▲転輪やトーションバーのパーツが多く、足回りのパーツがなかなかにボリューミーなキットです

 兵器開発には諸説あるから面白いですよね。ドイツ軍がソビエトのT-34と対戦して「こいつはやばい」と思い傾斜装甲を取り入れた新型戦車・パンターを本格的に導入したり(元から作っていたとも言われています)、ティーガーIに痛い思いをさせられた連合軍があの手この手でティーガーを倒そうと新型車両を開発したりとドラマを感じながら模型と接するとよりそのモチーフが好きになると思います。先ほど話題に出したティーガーIが最強戦車といわれるのも、これを倒してやるぞというライバルたちが強力だからこそ。そのライバルの1両が今回ご紹介する「ソビエト重戦車 JS-2」です。JSとは首相ヨシフ・スターリンの頭文字です。まさにジオングです。

▲車体や砲塔関係のパーツ構成はとってもシンプル

 超強力な122mm砲を搭載。距離1000mからでもティーガーIの分厚い装甲を撃ちぬけます。しかし携行弾数は28発とわずか。最終兵器感が半端ない重戦車なんです。1945年に始まったベルリン攻防戦では120輌あまりが出撃したと言われています。T-34とともに最後まで抵抗を続けるドイツ軍に対して徹底的な掃討作戦を繰り広げたのでした。

▲1/48MMシリーズの足回りは、バーの基部などはシャシー側と一緒に成型されていることが多いです。これにより細かいパーツの接着回数が減ります
▲1/48MMはプラ製の部分分割履帯を採用しています。プラだからできる精密さと、履帯の重さを感じる弛みがパーツの段階で表現されています
▲ちょいと嬉しいのがフェンダーが別パーツなこと。戦場写真をみると、ここが吹っ飛んでたりひしゃげてたりするJS-2がよく登場します。そのような加工がやりやすくなります
▲鋳造砲塔のお肌。めちゃめちゃ質感出てます
▲防楯は鋳造お化けです
▲個人的JS-2の萌えポイントはこの車体後部! グリルや鋳造肌、ラジエーター排気口ともうディテールがお祭り騒ぎ! しかもこれ1パーツの車体に全てモールドされてるんですよ。すごい……

▲1/48MMは小さなコレクションサイズでも重さで戦車の存在感や重量感を体感できるようにダイキャストシャシーやバラストが入ります。JS-2はプラ製シャシーにゴン太いバラストが4本も入ります。重戦車は伊達じゃない!

▲全く迷いなしにサクサク組めます。どんなプラモ組んでる時でも机の上の作業面積ってなんで猫の額程度しかなくなるんでしょうね
▲フィギュアのアニキはもう勝利を確信しているかのような、「余裕な雰囲気」が特徴です
▲フィギュアとJS-2を合わせれば戦勝です。勝ちました

▲第二次世界大戦の重戦車スターのそろい踏み! ひだりのドイツ軍ティーガーIと比べてもひけを取らないぞ!砲身長すぎ!!
▲手前のT-34-85とはベストフレンズ。2輌並ぶと圧巻ですよ

 JS-2から発展したJS-3は、戦勝パレードでお披露目され西側諸国を驚異に陥れます。そして世界は重戦車合戦へと舵を切るのです。そのスタートであるJS-2は、まさに戦後の戦車開発史における超重要な車両と言えます。低い車体にはちゃめちゃにでかい砲塔を搭載したアンバランスさもかっこいい第二次世界大戦中最強車両のひとつで今週は乾杯してみてください! それでは。

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。