花金だ!仕事帰りに買うプラモ。シリーズNo.100目前に爆誕したタミヤ1/48MMの傑作! 週末は「T-34-85」でウラ〜〜〜〜!!

 あなたの週末模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシが独断と偏見でお届けしている「花金プラモ」。今週は、間も無く記念すべきNo.100を迎えるタミヤの戦車模型「1/48 ミリタリーミニチュア(以下MM)」シリーズの最新作「No.99 ソビエト中戦車 T-34-85」をお届けします!先週発売されたばかりのぴちぴちの最新モデルですね。

 このT-34-85は第二次世界大戦に登場した全ての戦車と比較しても超傑作戦車で、バランスの取れた走行性と強力な85mm砲で祖国を勝利に導いた原動力とも言えます。ゆえに、戦車模型ではすでに定番として様々なメーカーからリリースされてきました。しかし! この2021年にタミヤの最新の成型技術で生み出されたキットが楽しめるとは、戦車模型好きの俺には嬉しい限り。今週の花金待った無しなんです! どうぞお付き合いください。

 タミヤの薄刃ニッパーがあれば、戦車模型のパーツの切り出しは問題無しです。接着剤はトロトロした白い蓋の物と、緑色の蓋の流し込みタイプ速乾を用意するとサクサクパーツを接着していけます。小さいパーツはピンセットが有れば大丈夫! デザインナイフはゲートをカットした跡を整えたり、袋を切ったりと、1本あるととても便利です。これで準備完了っす。

▲転輪や履帯のランナー×2と車体や砲塔のランナーがそれぞれ1枚の合計4枚構成。デカールと、小さな模型でも戦車の重量感を感じられるバラスト、あと牽引ロープを表現した紐が入ります
▲ロードホイールににパーティングラインがない!勝った!!

 T-34-85のロードホイールパーツを見ると、よくパーツのセンターに走っているパーティングライン(金型同士が噛み合った部分に線状にできるプラのはみ出し)がありません。キットを組む人がこのパーティングライン消しで手が止まらないように、パーツの目立たない部分に逃しているんですね。このおかげで、組むだけで綺麗な転輪になります!

▲もう脚が生えてる!!

 最近の1/48MMは組みやすさも重視しており、このようなトーションバーがシャシーパーツに成型されています。これを1本1本接着していくのは数もまあまああるので大変。とっても嬉しい構造です。

▲微妙なたるみや湾曲も再現されているプラ製分割履帯

 正直「1/48スケールでプラスチックの履帯を接着剤で貼っていくのって大変じゃない?1/35MMシリーズにあるようなベルト履帯でお手軽にでも良いじゃん!」って思ったりもするのですが、1/48MMは超シャープでしかも、パーツ同士もピタピタ合う高精度のプラ製部分分割履帯がセットされます。部分分割履帯というのは、一枚で長く成型されたパーツや、カーブなどを表現するために1枚1枚成型されたパーツを貼り合わせて履帯を作っていく物のことを言います。一見難しそうですが、初めての人でも安心の精度ですよ。組み上がった時のシャープさで感動しますよ。

▲小さなフックなどがすでに車体にモールドされています! ターレットリング周辺のモールドも美しいです
▲まるでエッチングパーツのディテールかと思うようなエンジングリルのモールド。こういうパーツが小サイズにもかかわらず味わえるのも、タミヤ1/48MMの魅力です
▲きました!鋳造表現。スーパーかっこいいです

 T-34-85の各所には鋳造表現が施されたパーツが登場します。この質感が本当にすごいです。上の写真のようにプラスチックの表面が荒々しくなっています。ピシッと切り立ったパーツにこの鋳造表現が混在しているのがかっこいいんですよね! T-34-85って。

▲インジェクションキットは世界一とも言える戦車模型フィギュアが、今のタミヤの戦車模型にはセットされます

 戦車と人の人馬一体。このかっこよさは他の模型ではあまり味わうことができません。人が乗ることで、命が宿ります。そして今のタミヤのフィギュアは3Dスキャンと原型師のセンスにより素晴らしいプラモとしてランナーに納められています。かっこいい戦車とかっこいいアニキが手に入るなんて、普通に考えて激ヤバですよね。

▲キットサイズが小さいからこそのおもてなしが随所にあります

 パーツの付け間違えが無いように写真の「A」のようなマークが刻印されていたり、パーツを接着するガイドがそこかしこにセットされていて、迷いなく模型を組んでいくことができます。

▲この状態まで15分でいけました。ガンガン形になって本当に楽しい
▲履帯接着のポイントはこのホイールのカーブ部分のみ! 白い蓋の粘度が高いタミヤセメントを使えば、硬化時間がゆっくりなので形状を修正しながら接着できます
▲このようにパーツ同士がガッチリ合う部分は流し込み接着剤の筆先をぴっと置くだけで接着剤が隙間に流れ込んでパーツが接着されます
▲戦車のブンドド遊びといえば砲塔の回転と砲身の可動! このようにポリキャップが内蔵されて砲身が上下に動くようになっています
▲こうやってだんだん形になっていく瞬間がたまりませんね
▲単体で見るとにゃん!って感じのポーズなのはしょうがない! だってアニキは戦車に乗るのだから!
▲なんでロシアングリーンにはこんなに雪が似合うんだ!(雪国だからさ!)

 もう組み立てただけでこの存在感。ロシアングリーンに金属色をイメージした牽引ロープがアクセントになっていてとてもかっこいいです。塗装しないで3日くらいながめていたいですね。そのくらい美しいです。

▲ライバル、ティーガーIと比較するとこのコンパクトさ! このサイズに85mm砲積んでいるアンバランス感がかっこいいですよね!
▲「1/48MMには俺の仲間がいっぱいラインナップされているんだ……」。え?どこ行っちゃうの?

 約2時間くらいですごいかっこいいT-34-85と、ナイスなソビエトアニキが完成します。この後ろ姿、たまりませんね! ウォッカでぐいっと乾杯したくなっちゃいます。そして1/48MMはソビエト車両が豊富にラインナップされていますので、これを皮切りに一緒にコレクションしても楽しいですよ! T-34-85も仲間を探しに雪の中を進み出したみたいっす。

 No.100を迎える前に登場した1/48MMの傑作をぜひこの週末楽しんで見てください! ソビエト熱が高まってきたからプラモ屋行ってきます! またね。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ<br></a><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/neofumiteshi" target="_blank">@neofumiteshi</a>
フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。