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速乾流し込み接着剤の「チョイ塗り」で成型色仕上げがさらに綺麗になる必殺技お届けします。

▲メカデザイナーのイラストイメージの成型色の再現にこだわった「デザイナーズカラーVer.」。このような、プラの成型色を活かして仕上げたくなるプラモを作るときに知っておくと嬉しいチョイテクをご紹介
▲こんな綺麗な淡い色が成型色で!これを活かして作ってみたくなりますね

 プラモの楽しみの一つ「成型色仕上げ」。部分塗装やスミ入れなどをメインに、基本的にはプラスチックの色である「成型色」を活かして仕上げる方法です。ガンプラだけに限らず、他のキャラクターモデルやスケールモデルでも楽しめる方法です。

 この成型色仕上げをする際に覚えておくと良いテクニック「速乾チョイ塗り」をご紹介します。

▲せっかく綺麗な成型色を活かしたいのに、ゲートカットでこんな風に白化してしまったり、ちょっとえぐってしまったりすることありますよね……
▲まずは600番くらいのヤスリで、ゲート跡部分を優しく削ります。ゲート跡周辺部分を狙って、他にヤスリ傷をあまり付けないようにしてください

 いきなりヤスリ?パーツに傷がついちゃうよ〜と思いますよね。ここからがポイントです!

▲ゲート跡と周辺のヤスリ傷の部分にさっとタミヤセメントの「速乾流し込みタイプ」を塗ります。表面がさらっと濡れるくらいで良いです。1分もしないうちに表面が乾いていきます
▲あんなに白化したゲート跡が綺麗に!ヤスリ跡も目立ちません!

 これは接着剤の「プラを溶かす」力を応用したチョイテクです。つまりヤスリで整えた面の、細かい表面の傷を速乾流し込みの接着剤で溶かして、平らにならしているんですね。ポイントは目が粗すぎないヤスリと、接着剤は絶対に速乾流し込みを使用するという2点です!接着剤の塗りすぎには注意ですよ。あくまで表面をさっと濡らす程度。そんなソフトタッチでOK。あとは成型色仕上げ時につや消しスプレーなどでコートすれば、さらに傷や白化部分は目立たなくなります。綺麗な成型色仕上げをしたい場合にはとても役に立つテクニックなので、ぜひとも真似してください。それでは〜。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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