今夜は強くてカッコイイ女に魅せられて、そして明日は「筆を取る」!/アーマーモデリング 2020年12月号

▲ズバリこの言葉。アーマーモデリング最新号全体を言い表しているとも感じるキャッチです

 お家で過ごす時間も増え、大好きなお酒、特にビオワイン(ヴァンナチュール)にハマり、通勤時間にワインの本を読んだり、お昼休みのお散歩に酒屋さんに実際にお話を聞きに行ったりしています。本やお話で聞くワインのストーリー、例えば土や水、国の風土などはワインというものをさらに楽しませてくれます。でも一番はやっぱり「飲む」こと。飲んだ時に自分が「うまい!」と感じた体験が全てです。その「うまい!」をもっと知りたくて、僕は今日も新しい本を読んだり、お店に顔を出したりしています。そしてお酒を飲みながら楽しんだ「アーマーモデリング」最新号のタイトルにある「黙って作れ!」という強いメッセージ。これ僕が今体感している、まずはワインを「飲む」というのとすごく近い感覚を覚えました。

▲模型ジャンル全体において言えることですが、メインディッシュにもなれるし、主題(戦車とか飛行機、ロボ)を引き立てることもできるフィギュア。その中でも今号は女性フィギュアをフィーチャーした特集。アーマーモデリングでの女性フィギュア特集は3回目

 戦車模型雑誌「アーマーモデリング」において3回目となる女性フィギュア特集。3回目で内容はさらに成熟。本において特集はパレード。特殊テーマの導入、メイクや美しいとされるボディラインのイメージを僕らに見せてくれるコーナー、モデラーの素晴らしい作例とテクニックと、模型誌の王道のパレードが丁寧につくられています。この丁寧さの中に、冒頭にもあった「いつもと違わないことを、いつもと違う雰囲気で」という要素が入って特集が構成されているからこそ今号はとても面白いのだと感じました。

▲兵隊フィギュアの塗り方でもこのような図を使い塗り方は解説されます。でもこれを女性のメイクであるという見せ方と考え方になった瞬間あなたの思考はどうなるでしょうか?

 街行く女性の多くはメイクをしている。そんなことを僕らは意識して生活しているでしょうか?だからこそこのようなページは面白いです。メイクを知ると「塗る」ことへの知識になるかもしれませんが、僕は女性がこんなポイントを気にして美を獲得するのか!すげ〜ぞ。というメイクの基本をたくさん知ることができて眼福。

▲プロのメイクさんVS女性フィギュア!どっち勝った!?

撮影前、撮影現場などで俳優さんやモデルさんを瞬時に整えるメイクさん。現場では必須の職業の方です。このメイクさんがモデラーが塗装したすっぴんの顔(すっぴん塗装/加藤茶常)(←すっぴん塗装状態の写真は小さいですが、スッピンにしか見えないすごい塗りなので要チェック)を整えるとどうなるのか?とても見応えあるショーです。

▲より女性の体を美しく見せるためにグラビアカメラマンは何をしているのか?女性のボディラインが美しく見えるポイントが満載。塗りだけじゃなく立体面への応用もフォロー

 このように特集冒頭では、メイクや美しいボディラインのお話をフィギュアとモデルさんを使って、「模型」に落とし込むためのヒントをたくさん投げてくれます。綺麗なものにはそれだけの理由があるんだと実感。

▲冒頭で登場したこちらでは、女性フィギュアをさらに映えさせることができる小物や、小物の大きさ、配置例を作例とイラストで詳細に解説。超ためになります!

 ここはさすがアーマーモデリングのストロングスタイルがガチで活きたページ。女性フィギュアのヴィネットでも戦場のヴィネットでも「物を置く位置やバランス、大きさ、配色」というものを考えることは変わりません。いつもとやっていることと同じだけど、考え方だけちょっと変えてみる。「じゃあ、女性フィギュアを置いて日常を切り取る時は、どんなところに注意してみようか?」という例が多数挙げられています。ここで得た知識があなたの製作物にリンクすると、どのようなジャンルの模型でもより良い光景を作り出すことができると思います。

▲キャンパスフレンズセット2のように、昨今の3Dスキャン技術を応用して生み出される絶妙な凹凸などが再現されたフィギュア。これにぜひとも試して欲しい塗装法が、國谷氏が紹介しているベタ塗り塗装。立体が持つ細かなディテールから自然な陰影が生み出されている様子を、ぜひ記事でチェックしてください

 ページを開いた瞬間に全集中してしまったのが、酒井亮太氏が塗り上げたバニーガール。美しすぎます。僕は顔のどこかにセクシーなほくろがある女性がドストライクなので最高でした。酒井さんありがとうございます。そんなことより、この作例はセクシー水着をバニースーツへと改造しており、塗り&工作どちらも最高の作例です。必読!!

 じっくりと女性の顔について施される「美」の要素と美しい体について読むこともできて、素敵な作例とテクニックも知ることができる今回のアーマーモデリング。知ったなら、あとは特集タイトル通り、どんどん作ってどんどん塗ってみたくなりますね!僕は内藤あんもさんが紹介していた塗り方をまずは真似して、キャンパスフレンズセット2を塗ってみようと思います!自分がかわいいと思うようなものが塗れるようになるまで、じゃんじゃん女の子フィギュアを楽しんでみようと思います!そんな背中を押してくれるアーマーモデリング最新号ですので、ぜひ一読してみてください。

▲アーマーモデリングで僕が毎月楽しみにしているお城のコーナー。現存十二天守の中でも僕が一番好きな備中松山城が!大学生の時に失恋の傷心岡山一人旅で、山を登りこのお城に行きました。あの時は癒されたな〜
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フミテシ
@neofumiteshi

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。