実物大の零戦とプラモの零戦。私は模型を「雰囲気」でやっている。

▲ここは茨城県阿見町にある「予科棟平和祈念館

 戦時中の資料を保存、展示してあるこの施設。景色の良い公園が隣接していて、休日になると親子連れで賑わいます。今日は妻と散歩に来ました。

▲おや……?
▲零銭二一型!!の実物大模型が!!展示してある!!
▲でかい プロペラ でかい。カウルからエンジンが……チラッ★

 いや~迫力!(語彙力)スゴイぞ実物大は!特に板金の薄さ、波うってる感じはこのサイズじゃないと見ることは出来ないなきっと。

▲おぉ!?スミ入れしてない!(そりゃ)凹モールドも彫ってない!(そうじゃ)板金を重ねたとこにリベットを打って貼り付けてるから薄~い段差になってる!ほぇ~。

 そうそう、パネルラインに関してはホビージャパン2020年10月号でライターのしげるさんが超〜タメになる解説をしているので必見です。

編注/ちなみにホビージャパンはKindle Unlimited(月額980円払うといろんな雑誌のバックナンバーが無限に読める)に入っているのでプラモの話を無限に読みたい場合はKindle Unlimitedに入会すると良いです。マジで。

▲なんか実物大を見たからか、模型もうまく作れそうな気がします。呼吸をするようにポチりました。
▲SWEET1/144零戦二一型です。凹モールドで継ぎ目を「表現」してあります。

 「再現」では無いんです。一種の「デフォルメ表現」と言い換えるべきでしょうか。パネルの分割があるように見せる為の”アイデア”なんですね。

▲こちらはしばらく前の呼吸で無から出現したタミヤ1/48零戦五二丙型

 これは凸モールドだ!プラモによってその表現の仕方が変わってくるんですね。メチャ面白い。

▲実機にはスミ入れなんかしてないし、日の丸、カウル、プロペラを塗装すれば完成じゃ~と思っていたんですが、う〜ん。ちょっと味気ない。

 そう、小さい模型は影が出来にくいんです。実物大では影になっていた段差が、プラモデルではあんまり影にならないんですね。

▲ということで、シタデルカラーのナルンオイルを全体にぶちまけ、乾燥後にアルコールなどで拭き取り。結局スミ入れしました。

 細部まで本物と同じような形、塗装ではありませんが、それっぽく「見える」表現をしてやることで模型はグッと引き締まります。本物に忠実に「再現」を突き詰めるのではなく、写真の現像やイラストと同じように、記憶色やその時に感じた印象をダイナミックに「表現」してやるのも模型の醍醐味のひとつだと思います。

 「雰囲気」が出せるかどうか。それは、きっちり作り込むこと以外にも様々なやり方があるようです。模型って奥が深い……!!

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。