
「必要な場所に必要な筆塗り技法が使えるようになれる」
戦車模型雑誌「アーマーモデリング」最新号は、ズバリ「筆塗り」!!上記の言葉は本書の表紙に書かれた一文。「適材適所」の筆塗りが満載なんです。筆でできること、筆だからできること、筆塗りと相性の良い塗料、筆という工具の基本や種類と「筆塗り」にまつわる切り口を多数設けて解説されます。

特集のトップに「筆のみ」で力強く、躍動感あふれるプラモの箱絵を描いてきた巨匠・高荷義之氏が登場するというインパクト。高荷氏が模型を筆塗りすることに対する言葉として以下のようなことを話してくれています。
「三次元のものを自分の手で塗るというは、それだけで驚きの連続。とにかくめんどくさくても仕上げる。完成することがやはり大事。」、「スミからスミまで隙間なく塗ったときの満足感っていうのは特別なものがある」。
まさに筆塗りの楽しさはこれ!。筆を通して感じる立体の魅力と、自分が今まさに塗り上げているというのがダイレクトに脳に伝わる興奮。そして筆塗りでミスっても最後まで完成させることで得られる快感。だから筆塗りは面白い!
高荷氏の言葉を入り口に、アーマーモデリングの筆塗り特集が開幕します。






永久保存版がまさに戦車模型筆塗り天下一武道会決勝戦!!激ヤバな2人の筆さばきを見ることができる記事!!衝撃です。
アーマーモデリングのアドバイザーも務めるスーパー戦車モデラー・吉岡和哉氏と、世界を代表する戦車模型アニキことミグ・ヒメネスによる決勝戦は、「筆だからこそできる」戦車模型を豊かに魅せる塗り方が満載!!
この記事にはなぜそのように筆を動かすと良くなるのかもしっかりと書かれており、なんとなく筆を動かしていた日常から脱却できるヒントが超詰まっています。まじでドランゴボールの「孫悟空VSマジュニア」並みに面白いので必見です!

そもそも「筆塗り」で目指すものとは何なのか?それって自分で筆を動かしてみないとわからないことだと思います。「筆で塗る感覚や出来上がった塗面」を見て思う感想は十人十色になると思います。だからこそ冒頭の「必要な場所に必要な筆塗り技法が使えるようになれる」ということが筆塗りのキーになる言葉で、あなたが感じた筆塗りの感覚を満たすものを見つけることが筆塗りの楽しさになると僕は思います。僕も今月号を読んで、自分の筆塗りをさらに満足させてくれそうな塗り方を試してみて、もっと筆塗りを楽しんでみようと思います。