プラモデルにハゲチョロ塗装するなら、トレンドは台所用スポンジです。

 タイトルに全部書いてあるんですが、塗装がチョロチョロとハゲているのがハゲチョロ。これを実際に塗料を剥がすのではなくて、ハゲた後の色を描きこむことで再現するわけですね。銀を描けば「あ、下地が金属なんだな〜」とか、焦げ茶を描けば「あ、ハゲた後錆びてる」みたいなことが伝わり、これがリアルというよりもプラモのリアリティを演出してくれます。

 で、超細かいハゲハゲを筆で描いてると大変なので、超微細かつランダムなハゲを再現するために使われるのが台所用スポンジであります。

▲左がソフト、右がハード。比較用に買ってきたのですが構造的に有意な差はありませんでした。一生分のスポンジが手に入ってしまった。
▲小さい破片を作るために手でちぎります。超小さくていいです。豆粒大。
▲エナメル系塗料を使うのがトレンド。乾燥が遅くて発色が良いのです。
▲ちょんちょんちょんとスタンプするだけであらハゲてる。

 スポンジ、薬局に行くとかなりの種類があって、目の細かさや多層構造の違いなどいろいろと特性があります。自分の好きな硬さ、目の細かさのスポンジを探すのがハゲチョロスポンジ探検隊なのです。意外と奥が深いぜ……。

▲焦げ茶で戦車の装甲の端っこをえいえい。錆びました。
▲ガンダリウム合金は錆びるのだろうか。

 とにかくこれ、やってみると「わ、おもしろい!」と思うはずです。筆では絶対に不可能な超細かくてランダムな模様が気の済むまで入れられますし、コストもほとんどかかりません。そのぶん応用できる範囲もめっちゃ広いので、あれやこれやを試しつつ、nippperではあんなハゲチョロやこんなハゲチョロをお見せしていきたいと思っておりますので、今後ともご贔屓に。そいじゃまた。

<em><a href="/author/kalapattar/">からぱた<br></a></em><a rel="noreferrer noopener" href="https://twitter.com/kalapattar" target="_blank">@kalapattar</a>
からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。