プラモは何が起こるかわからないのが楽しい。

 突然戦車を作りたくなる日があります。普段はほとんど作りません。そして、悲しいことに戦車は我が家に長い間滞在しなかったりします。戦車と私の関係は花瓶に飾られる切り花のようだなといつも思います。

 作ってみると戦車というジャンル自体の多様さがあるのか、例えばキャタピラひとつとっても軟質素材の一体型だったり、一枚ずつ貼り付けるものだったり、あるいは部分部分でユニットにまとまったものを組み合わせたりと様々な作らせ方があることに気づきます。

 戦車は私にとっては普段作らないからこそ、その都度驚きがあります。なるほど!と感動したり、同じ作業の連発に悶絶したりと、まぁ、心が動きます。それが楽しいなってようやく最近気づけました。

 
 僕は、そういう意味だとモデラーでもありますが字書き(文章を書くのが好きな人)の期間の方が5倍くらいあります。なので、こういう何かが起きると、記録したくなったり、何だかわからないものを文章にしてみて自分で確認したり、あるいは誰かに読んでもらって賛同してもらったりすることも楽しいのです。

 プラモデルを作る過程の心の動きには固有の経験が潜んでると信じています。私も、私が書くことは固有のものだと思っています。それを言葉にするのは、記録的な世界でもありながら情緒、詩的な世界だとも思います。なんだかいつもと違うことがしたい日の帰り道、私の言葉を信じてぷらっと模型売り場に足を運んでくれるととても嬉しいです。

 私は週末、「何が起こるかわからないな」とワクワクしながら戦車を作ります。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.257 ソビエト陸軍 戦車 T-55A プラモデル 35257

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クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。