艦船模型がさらに楽しくなる名著「軍艦雑記帳」。こちらの本、艦船模型を完成させた後も僕たちを楽しませてくれます。そう、「自分が作った艦船模型のこのパーツってどんなものなんだろう?」という確認ができて、さらに艦船に詳しくなることができるんです。艦船模型はスケール表記が飛行機や戦車のメインスケールと比べて一桁違います。小さいパーツの謎を解明できるんですね〜。先日3時間で完成させたハセガワの「1/700 早波」を例に、完成後の楽しみを追体験してください。
「軍艦雑記帳」というのは本屋さんには入荷しないにも関わらず、艦船模型のバイブルと呼べるちょっと変わった本。模型店・量販店で購入可能です。上下巻に分かれており上巻が税込み792円。下巻は660円です。内容は1980年代前半からタミヤニュースに連載されていた記事をまとめたものです。写真ではなくイラスト主体になっています。艦橋、航空 兵装、爆雷など軍艦について幅広く解説しています。



このようにこの本の楽しみ方のひとつ、「模型を読み取る」。まさに名探偵コナンのようにパーツの真実を知っていくことで僕らは艦船模型がさらに楽しくなっていくと思います。
1/700艦船模型では2mm位の米粒のようなが膨らみがいくつかあります。これを只の膨らみとして模型を見るのと「これは〇〇だ!」と読み 取りながら見るのでは楽しみ方の深みが違ってきますよね。この軍艦雑記帳を手元に置いて模型を眺めればより一層艦船模型に没入できる。まさに軍艦雑記帳は早すぎたVR!!
「実物はこうだが、模型の記号としてこう表現している」。これを感じ取る楽しみを知ると艦船模型に限らず、飛行機、戦車、車においてもそのような見方ができるようになると思います。
軍艦雑記帳のサンプルページが、タミヤのHPにて一部公開されていま すので、未見の方は一度ぜひチェックしてください。(https://www.tamiya.com/japan/products/64150/index.html )
そして、重要な事なのでもう一度。この軍艦雑記帳には書店流通には乗らない書籍です。ですので一般の書店では入荷が難しい本になります。
主な入手方法はタミヤのカスタマーサービス経由になります。方法は大きく3つ。
1 タミヤのカスタマーサービス/2 タミヤのオンラインショップ/3 タミヤのカスタマーサービス取扱店で取り寄せ
馴染みの店がタミヤのカスタマーサービス取扱店ならぜひ相談してみましょう。もちろん一時的にタミヤに在庫がない時もありますので、悪し からず。ずっと愛されている名著にあなたの艦船模型を停泊させて、じっくりと艦船模型を楽しんでください。