
台風14号が日本列島に迫る中(2020年10月9日)、本日もフミテシの独断と偏見による週末オススメプラモを紹介する「花金プラモ」の時間がやってきました。まさかこのようなタイミングでこの「烈風」という名の幻の戦闘機を紹介するタイミングが来るとは思ってもおりませんでした。こちらは、現在F-4ファントムの新キットで模型ファンから注目の的になっているファインモールドから発売している「1/72スケール 局地戦闘機 烈風一一型」のプラモです。零戦の後継機と目されながらも1機の量産機も完成しないまま終戦を迎えた飛行機です。







零戦のエンジンとして有名な「誉」。このエンジンの量産品の性能が劣ることが判明し、烈風一一型(A7M2)には「MK9A」という当時選択しうる最も強力なエンジンを搭載して実験が行われました。MK9Aは誉より外形が50mm大きくこれによりカウリングの形状もだいぶゴツい印象になります。キットも小スケールでこの特徴をよく再現しており、本キットの見所と言えます。





「烈風」は量産に至らなかったものの、当時の試作機の写真やエピソード、ゲーム「艦これ」での活躍などで忘れ去られることなく日本の戦闘機の歴史に刻まれています。お店で見かけたら、ぜひパッケージを手にとってください。そして完成したら日本機だけに日本酒を一杯なんてのも良いですね〜。烈風の「風」に因んで、「風」の名を冠した日本酒「風が吹く」なんてオススメですよ。
ファインモールドは1/48、1/72で様々な飛行機模型を発売していますので、烈風と一緒に模型コーナーで他のキットもぜひ見てください。最新キットのF-4ファントムはマストバイですよ!!それでは、アディオス!!