10年以上使える超安定型彫刻刀「パワーグリップ」。模型製作のディープフィールドへ、彫り方はじめ!!!

▲木に彫刻刀がついた、どシンプルなのにすごいやつ「パワーグリップ」!!けんたろうお兄さんは10年以上使い続けているので木が飴色に〜

 毎週ちょっとだけディープな工具やマテリアルのお話をお届けする「けんたろうお兄さんと遊ぼう」のコーナー。今回は「パワーグリップ」というめっちゃ強そうな名前なのにシンプルな彫刻刀をご紹介!!紹介する刃は「平刀」になります。こちら、あまりに良い工具すぎてけんたろうお兄さんは10年以上使っているんですって〜。すごいね〜。気になるね〜。彫刻刀だし「彫る」事はもちろん余裕だよね!他の彫刻刀と違う特徴はなんなのかな〜。教えて、けんたろうお兄さん!

 彫刻刀というと、表面を削り取ったり、溝を彫るなどの作業が思い浮かぶところです。このパワーグリップはまず切れ味が良いのと、グリップ形状による安定感が半端ないです。そして何より単品の価格が安い!!! 「彫る」「削る」系の工具は昨今単価も高いものが多いですが、このパワーグリップは「ちょっと使ってみようかな〜」と思わせてくれる値段もありがたいのです。まさに手に取らせるパワーを持った工具でございます。

▲スケールモデルの組み立て時によくある「表面のこのディテールは削っといてくれ!」、という指示にマッハで対応!!超綺麗に削れます

 そしてこのパワーグリップの平刀の最大の特徴は「刃のカドの部分が強力」ということです。これにより奥まった部分の溝、一段落ちたディテールの淵を綺麗にくっきりさせることができます。

▲ロボットプラモの一段落ちたモールドの淵をくっきりさせたり、面と面の境に筋彫りをスッと入れる時などにパワーグリップの刃の角の力が発揮されます

 パーツとパーツの合わせ目を消す際、瞬間接着剤がパーツのL字部分に溜まってしまうことがよくあります。これを紙やすりで綺麗に削るのって結構根気がいります。そこで大活躍するのがパワーグリップのカドの力です!!

▲合わせ目部分に瞬間接着剤が入り込みパテの代わりのようになり、合わせ目が消えます。瞬間接着剤の硬化スプレーを使用すると合わせ目消し作業のスピードが格段にアップするので、時短技としてよく使われます
▲L字の形状部分に見事に瞬間接着剤が溜まって硬化しています。これを紙やすりで綺麗にするのはなかなかにめんどそう
▲頑張って紙やすりで削ってみました。どうしてもうっすら瞬間接着剤が残ってしまっています
▲俺のパワーにまかせろい!!刃のカド部分を使って、瞬間接着剤が溜まった部分を削ります
▲瞬間接着剤の溜まりを見事に削りながら、モールドもしっかりと掘り込まれシャッキリしましたぜ!!

 パーツを「彫る」ことで、ディテールをしっかりさせたり、シャープにしてスミ入れをきれいにできるようにしたりすると完成した時の雰囲気はましましになります。このような模型ツールは他にたくさんありますが、ここまでお安く効果が高く、そして耐久性があるのは「パワーグリップ」ほのかに無いでしょう。面出しやスジ彫りなどの「模型製作のディープフィールドの一歩」として、触ってみるのにまじでオススメです!!(今回は手持ちの10年以上使用しているパワーグリップで撮影しました。10年以上使ってるからグリップも使用感たっぷりだけど、いまだに使える長持ちツールなんです!頑丈大事!!)

けんたろう
けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。