Ver.Kaの色を塗装する/光と影を描く・モジュレーション塗装編

 「モジュレーション塗装」と呼ばれるグラデーションの技法があります。面ごとに変えた色やグラデーションをつけることによって、表面に直接光と影を描いてしまうテクニックです。単色で塗っただけでは単調になってしまいそうな戦車などの模型で使われることが多く、専用の塗料もクレオスさんから販売されていたりします。

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 しかしこのモジュレーション塗装をパーツの多い「ガンダムでやります」と先週の記事で言い出してしまい後には退けなくなった筆者……

▲武士に二言は無い
▲チェストォッ!!
▲キャオラァッッ!!
▲邪ッッ!!
▲呼ッ!!(三戦)
▲塗装は格闘です。勢いです。テンションの高いうちに塗装しましょう。

 400番の神ヤス(https://nippper.com/2020/07/5593/)でゲート処理だけして、写真のガイアカラーにつや消し添加剤を少し入れてエアブラシしました。これで下地塗装完了です。仮組みした左腕がこちら。

▲この状態で既に箱絵のイメージに近い!!アガる!!

 いよいよモジュレーション塗装にチャレンジ!……といっても、今回は超簡易版です。光の当たる方向を意識して、全体に吹かないように特定の角度からビャーっとエアブラシを追加で1色吹くだけ。光と影の色チョイスは下の図から似た塗料を引っ張ってきています。

 マスキングを沢山しないといけない戦車と違って、ガンプラは既にパーツが分割されているので意外と簡単!手数は多いですが……。

▲箱絵を見ながらお絵かきです。私は今、「箱絵の模型」を作っています。
▲影の部分をマスキングして塗ったりもします。
▲むむ!

 ああっ!?普通にベタ塗りになってしまいました。明るい色は下地の色を透過させやすいため、しっかり発色させようとすると厚塗りになってしまいます。その上、塗料によっては粒子が大きくてグラデーションが難しい色もあります。

▲とりゃー

 そんなときは下地の暗い色で戻してやります。いわゆる「シャドウ吹き」というやつです。こっちは簡単!暗い色は発色しやすいので薄めに希釈した塗料でサッと吹くだけでキレイなグラデーションになりました。じゃあ最初から明るい色の下地にシャドウを入れたほうが簡単だったのでしょうか?いや、でも「光が当たる」表現をしたいのだから、それでは形状によってはうまくいかないのでは……?わからん……塗装、奥が深い。

▲ヒューーー!!完成しました!!(左腕だけ)

 肩の円形部分はGSIクレオスの黒鉄色、関節はガイアノーツのニュートラルグレーⅢを光が当たる方向から吹いています。照明によってできた陰影ではなく、色を変えて光と影を描いているのが伝わるでしょうか。

▲気持ちいいいいいいい

 あとは全身塗装して、コーションマークのデカールを貼って完成です!……あれ? デカール……? グラデーションをつけたパーツの上にデカール貼ってもデカールにはグラデーションかからなくないですか?アレ……? また幻術なのか!? 絶体絶命!! どうする来週の私!?

 次回、最終回「ハイパーアジア大勝利!(希望)の未来へレディ・ゴー!!」

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ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。オタクとプラモデルの関係性を哲学するのが趣味。noteではオタクによるオタクの為のプラモデル感想文を執筆中。