プラモと雑誌と恐竜と。最強トリオが合体した全世代向け激オススメ骨格模型、今すぐ組むべし!

▲まもなくウォーハンマーだよこれは。

 いやーとんでもないプラモが出たよ。すっごい。ティラノサウルスの全身骨格ですよ。まず『小学8年生2020年10月号』を買います。その付録がすごい。マジ驚いた。

小学館スペシャル 2020年 10 月号 [雑誌]

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1,100円(09/28 01:05時点)
発売日: 2020/08/28
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▲7セグの「8」はすべての学年に対応するというパンクな思想。

 付録の全身骨格プラモデルは安心のバンダイスピリッツ製。

 これはまずランナーを見よう。パーツがすごい。

▲頭部がドーン。

 だいたいA4一枚で初めて組む人でも絶対に完成させられるよう、工具とか接着剤とかをいっさい必要としない仕様になっている。子供向けと侮るなかれ。最小限のパーツ数でかなり大きな(全長22cm)の模型がみるみるうちにできあがり、そのディテールも有機的なラインをギチギチに表現していて嵌合の精度もむっちゃ高い。

▲背骨がバーン。
▲後ろ足がギューン。
▲台座が付いていてビシーッと固定して立たせられるのも100点満点。

 完全にオトナでも大興奮のディテールと組み味。ああ、世の中の森羅万象をバンダイがこうしてA4サイズのランナーに収めてくれたら、毎日驚きと大満足で満ちた暮らしになるのに……。

▲ニッパー不要と言われても、このサイトはnippperなので一応使った。
▲カブトガニではない。肋骨の内部には内臓が入るんだなぁという気づき。
▲できた。慣れていれば15分くらいでどうにかなります。

 どうです、このディテール、ただ単に組んだだけでも大満足なんだけどめっちゃ塗りたくなる。骨の塗り方を導入すれば骨になるし、オリジナルな蛍光ピンクとかで塗ってもむちゃくちゃいい。蓄光塗料で塗っていにしえの「恐竜サウルス」を思い出してもいいだろう。

 ……などと思いながら本誌をパラパラと眺めていたら、これがまたすごい。恐竜の化石と復元の科学、その歴史まで含め、うーむと唸る内容(恐竜以外の記事も時事ネタ政治ネタが遠慮なくバンバンぶちこまれていて、読み応えは抜群だ)。プラモの設計〜製造についてもしっかりと触れられている。

 そして何より驚いたのがこのコーナーだ。

 「骨格模型に粘土を盛ってお前がティラノサウルスをフィギュアとして復元するんだよ!!!」という超ハードコアかつ「え、なんかやってみたいんですけど味」の高すぎるざっくりとしたハウトゥ!これだ!プラモの無限の可能性をあらゆる角度から内包したとんでもない企画だ。

 子供向けムックの付録として誕生しながら、あらゆる想定読者に対応したさまざまな遊び方を提案する編集力と結びついたことで恐るべき訴求力をもつこの骨格プラモ。ババっと組んでわりと迫力のある結果が得られながら、おかわりしたくなる懐の深さ。これぞプラモ、これぞ付録(しかもいま売られている『小学一年生』の付録はトリケラトプスの骨格プラモなんだとか。そっちも買うか……)。

 すべての垣根を溶かしていくようなこのプラモ、あらゆる年齢層のファーストプラモとして、あらゆるセグメントのモデラーが挑戦したい改造素体として、全身全霊をかけてオススメしたい最高のプロダクトでございます。

 みなさんも、ぜひ。

小学館スペシャル 2020年 10 月号 [雑誌]

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小学一年生 2020年 10 月号 [雑誌]

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からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。