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これからの戦車模型には「草」を生やせ!植物を魅せる戦車模型雑誌

▲毎月13日ごろ発売となる戦車模型雑誌「月刊アーマーモデリング」。2020年8月号は植物がテーマだ!

 植物は生命であり「環境」を作ります。模型でも地面に植物表現をすると「季節」や「地域」という条件を作り出すことができます。そしてその付け加えられた条件は、あなたの模型をより豊かな物に見せれくれるでしょう。戦車模型雑誌「月刊アーマーモデリング」の最新号は、この植物表現とマテリアルを詰め込んだ内容となっています。

最近のアーマーモデリングの特徴は土や雪、そして今回の植物のように、それらの専門家とタッグを組んで「模型の外の世界の人」の知識を入れながら特集が展開されます。今月号では高知大学理工学部の講師で植物の多様性分布に関する研究をしている比嘉基紀氏をゲストに迎え、植物のあれやこれやが解説されます。

▲こちらは私が2019年に訪れた、かつて地雷原であったカンボジアの大地。乾季ともなると東南アジアでもこのように短い草が広がる景色となります。本書を読むと、今まで見たり撮影した景色の植物が違って見えてきますよ
▲こちらは雨季のフィリピン。青々とした草ですね~。こういうイメージが頭の中にすっとインプットされるのが今回の特集のポイントです

▲模型の中の「植物」ってそもそも何があって、どんな素材でできているのかが丸わかりのカタログ。スタティックグラスや株などが紹介され、コンパクトにまとめられたHow toも一緒に掲載されています
▲模型とは違う世界ながらも、脳みその使い方はすんごく近い世界をのぞいてみるこの企画は秀逸!そうだよね~となりますし、周りの世界に目を向ける楽しさを教えてくれます
▲もちろん草や木などそれぞれの植物をテーマとした作例で、マテリアルの使い方や構図などをがっちり解説

 特集タイトル通り「光合成はできません」な模型用マテリアルとしての植物たち。しかし作り物の植物も、模型を生き生きとさせてくれます。まさにリビングの観葉植物のように。じっくり読んで、イメージの根ができれば、あとは植物を植えるだけ!アーマーモデリング2020年8月号を読んであなたの模型を緑で彩り、あなただけの緑の世界を演出してください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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