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月刊アーマーモデリング 2020年6月号「部屋に吹き込む砂嵐」

▲大日本絵画より毎月13日に発売される戦車模型専門誌
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 「砂漠」。アニメや映画でも非常にドラマティックな演出が多く、ロマンあふれるテーマだと思います。しかし僕たちの多くはそんな「砂漠」とはかけ離れた生活圏にいて、映像や写真によるイメージで「砂漠」をとらえていると思います。そのイメージをもう少し鮮明にして戦車模型を楽しんでみたら、もっと面白い表現やカッコイイ物ができるんじゃないのかという提案が詰め込まれたのが、2020年5月13日に発売となった「アーマーモデリング 2020年6月号」です。

 実際の物を見て考察するということは「なんだか難しそうだな~」と思う人も多いと思いますが、考察という行為を「面白そうだな」と思わせてくれる方法で特集している雑誌はアーマーモデリングの他に今はないと思います。

 土の研究者である藤井一至氏(『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』/光文社新書刊)をナビゲーターに、AFV模型でもメジャーな7つの戦争の舞台(北アフリカ、湾岸戦争、イラク戦争、中東戦争、中東戦争02、シリア内戦、アフガニスタン戦争)となった砂漠地帯の砂の色や気候、実際に現地にある実車写真を豊富に掲載し、僕たちの霞のかかった砂漠のイメージをよりクリアにしてくれる構成となっています。

光文社
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 砂漠の砂にこんなにも違いがあるのかと驚かされること間違いなしです。私個人的には藤井氏による各地の解説文の中にちょろっと加えられる、「どのような特産物が取れて、どんな植物が生えているのか」に目が留まりました。土地の風土まで知ることができる内容となっているのは読んでいて本当に心が躍り、「模型の製作ヒントが知れて、砂漠の地域の風土も知ることができるなんて最高だな~」とズンズン読み進めてしまいました。

 砂埃におすすめのマテリアルカタログや、多くの模型量販店で手に入れやすいGSIクレオスのウェザリングカラーだけで砂埃の汚れを表現する記事などはこれから砂漠模型へと向かうモデラーの道しるべとなると思います。砂表現に特化した内容は戦車模型だけでなく、キャラクターモデルにも非常に役に立つと思います。砂漠は数多くのアニメ作品でもキャラクター達を引き立たせてきたのですから。

 このアーマーモデリングで得たイメージを自分の模型にどう投影するか……本当に手を動かしたくなる内容です。だって砂煙を上げて進むメカに心が熱くならないわけないんですから。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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