そういえばこないだビックリしたことがありまして、nippper用にハセガワのゼロ戦をサクッと作るぞ〜という記事があったんですよ。
こちらに一応リンク貼っておきますね。
で、「ハセガワのいつでも売ってる定番アイテムの説明書を見るのひさびさだなぁ、図版がレトロで味があるなぁ」なんて思いながら眺めていたら、見慣れないものがあったんですよ。なんと”QRコード”ですよ。30年くらい前のプラモの説明書にQRコードが印刷されているって、ストレンジですよね(版下をすこしいじって新しい情報を付け足したんだろうな、と思います)。
まあその説明書はすでに処分してしまったのでここに画像を掲載することはあえなく断念したのですが(ダメすぎる)、何のリンクだったかというと、「デカールの貼り方」の動画なんですよ。あの水でうるかしてから(「うるかす」というのは北海道方言なんですが、デカールを水に浸してウヨウヨ動くまで待つ行為を指す動詞って「うるかす」以外なくないですか!?)貼る、めっちゃむずいアイツ。アレを貼る方法が動画になっている。もちろん説明書にも説明用の図版はあるのですが、やっぱり動画だと「切る」「水に浸す」「ウヨウヨするまで待つ」みたいな呼吸、間合いみたいなもんが動きで分かるので良い。
スケールモデルとか高めのガンプラ作っていると絶対にぶちあたり、そして「うわーむずい!」ってなるデカールの貼り方。メーカーがこうして動画にして学べるようにしているというのはなんかいいなぁ、と思ったのでした。
先日nippperでも紹介した、「タミヤの最近の模型に入っているプラモの基礎が書かれた紙」もそうなんですが、メーカーさんもせっかく買たプラモを失敗しないように、いろいろなメディアを使ってフォローアップする動きが出てきたのかな、と思います。
みなさんも、説明書の隅々まで見てみると「え、こんなとこにこんなこと書いてあるのかよ!」という発見があるはずです。もし見つけたら、SNSでシェアしてみると、幸せになる人が増えるかもしれませんよ!
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。