模型自身/箱絵にいない「笑顔のプラモ」が僕の初めての戦車模型。タミヤ 1/35 ドイツIII号突撃砲G型

 模型を楽しんでいる人の数だけそれぞれの思いがある。そしてそれは僕にももちろんある。そんなことを話したい。僕の模型自身。

▲僕が初めて作った戦車模型がこの「タミヤ 1/35 ドイツIII号突撃砲G型(初期型)」

 商品の顔ともいえるパッケージイラストに「描かれていない物」の魅力に惹き寄せられて僕は戦車模型の扉を開いた。このタミヤ ミリタリーミニチュアシリーズ(以下MM)ドイツIII号突撃砲G型から僕の戦車模型の物語が始まった。

 僕を戦車模型の世界に導いたのは2人のアニキと1匹の犬。彼らが作り出す風景が自分の心を動かした。当時戦車模型を知らなかった自分にとって「戦闘兵器の上で笑ってる光景を表現したプラモ」はすごく手に取りやすかった。

▲箱側面が僕にIII号突撃砲G型(初期型)を手に取らせた

 ハッチから体を出して犬に餌を上げている景色を突撃砲の戦闘室の上に作り出してしまう模型。車両はまさに劇場の舞台。人と車両が織りなす戦車模型ならではの楽しさを「人の笑顔とかわいい犬」で初体験した僕はもしかしたらとても幸せだったのかもしれない。おかげで今でも本当に戦車模型を楽しんでいるしね。