
塗装のことを考えて、組み立てる手が止まる。パーツ同士の境目にできる、本来のデザインにはない「合わせ目の線」を消して、見映えを整える。そんな段取りや作業から解き放たれて、一気にガシガシ組み立てられる。そのあとで、思い思いに塗ったり、パーツを組み替えたりもできる。そんな嬉しい構造を持ったプラモデル、それが、プロモデラーNAOKI氏が手掛ける『ティタノマキア』のENTRYライン「SIDE:CC(コンバットクレイドル)」。第一弾として同時リリースされた「レガートエッジ」「桜嵐(おうらん)」「グラーフ・ファウスト」の3機は、手軽なサイズ感と圧倒的な組みやすさで話題のシリーズです。


本シリーズで特に注目すべきは関節構造。一般的なキットの肘・膝関節は、左右からパーツで挟み込む構造が多く、塗装派にとっては頭の痛いポイントです。後ハメ加工を計画したり、先塗りした関節をマスキングしてから接着・合わせ目消しを施したり……考えるだけで作業の手が止まりそうになります。
ところがコンバットクレイドルは、デザイン上の工夫によりパーツの挟み込みが一切ありません。肘や膝関節の外側一方に「3mm軸」で接続するだけの構造になっています。 これが塗装やその後の組み立てにおいて、恐ろしいほどストレスフリー!外装の塗装やスミ入れをすべて終えたあとに「ポチッ」と差し込むだけで完了します。合わせ目消しに悩まされることもなければ、塗装ハゲの恐怖に怯えながらギチギチとパーツをはめ込む必要もありません。

さらに嬉しいのが、ユーザーの「作りたいスタイル」に寄り添った手厚いラインナップ構成です。 本格的な全塗装を楽しめるのはもちろんのこと、それぞれのアイテムにはイメージカラーの成型色版に加え、サフェーサーを吹いたかのような「グレー一色版」の2種類が用意されています。 成型色を生かして部分塗装とツヤ消しトップコートでサクッと仕上げるも良し、グレー版を手に入れてオリジナルカラーをイチから塗りつけるも良し。「ガッツリ全塗装派」から「週末お手軽派」まで、どんな作り方でも絶対にカッコよく着地させてくれる懐の深さがあります。



この「工程における圧倒的なストレスの少なさ」は、1機作って終わりではなく「3種をまとめて一気に製作する」というハードルを劇的に下げてくれます。 目の前にずらりと並ぶ、汎用機・近接機・重装機という完璧なバランスの3機小隊。単体でも洗練されたフォルムですが、3機が並んだときの「ミリタリー的な説得力」と「オリジナルロボならではの所有感」は格別です。


また、パーツ数を抑えながらもスキのない工夫が光ります。レガートエッジにはライフル、桜嵐にはソード系の武器が付属しますが、小サイズながらハンドパーツと武器が一体成型された専用パーツが付属。保持力が弱くポロっと落ちるストレスがありません。

さらに、近接戦仕様の桜嵐の装備をレガートエッジに取り付けるだけで印象がガラリと変わるなど、関節接続が「標準的な3mm軸」で統一されているためパーツの組み替えも思いのままです。


加えて、別売りの「ウェポンセット01 from ティタノマキアSIDE:CE」に入っているフリーアセンブリガトリングガンが、このコンバットクレイドルシリーズにジャストサイズ! 腕やバックパックの3mm穴に装着すれば、ミリタリーテイストがグッと引き立ちます。

戦車のような重厚さを持つグラーフ・ファウストに、武器セット2個分のフリーアセンブリガトリングガンを贅沢に2個装着。これだけでより重量感が増します!

どの機体をベースに、どんなカスタマイズとカラーリングで仕上げるか? そんな妄想を膨らませながら、週末モデリングを楽しんで見るのに最高のロボットプラモデルとなっています。ぜひ楽しんでください。