最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

【レビュー】ドラキーに誘われて始める「プラモデルづくり」という冒険

 ファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエスト』が発売された当時、小学生だったワタクシ。友達の家に集まり、みんなでわいわい遊んだ記憶があります。そこからウン十年。今や『ドラゴンクエスト』は老若男女に知られるコンテンツとなり、ゲームに登場するキャラクターたちも広く親しまれる存在になりました。そんな中、満を持して登場したのが、ドラキーのプラモデルです。

スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
¥1,761 (2026/05/28 22:17時点 | Amazon調べ)

 もともとのデザインがシンプルなこともあり、パーツ数は少なく、ランナー4枚構成。目と口も色分けされた成形色でサクッとかわいいドラキーが誕生しますただ、『ドラゴンクエスト』のキャラクター立体物は、フィギュアやぬいぐるみなど、すでに世の中に数多く存在しています。ドラキーの立体物が欲しい人なら、そういったグッズを買って満足してしまうのではないか。では、このプラモデルならではの意味とは何なのだろう。
 私は、こう解釈しました。「これは、冒険への入り口なんだ」と。

 ドラキーの胴体、羽、足、は大きく前後に分割されています。プラモデル用語で「モナカ」と呼ばれる構造です。ロボットのような細かなパーツや関節のない、つるりとした造形だからこそ避けられない、大きな合わせ目ができてしまいます。しかし、合わせ目を消したり色を塗ったりするだけで、「工業製品」だったものが、「自分だけのキャラクター」へと変わります。このキットが提供したい価値はそこにあるのだ、と考えるとプラモデル作りが冒険に変わります。

 「ドラゴンクエスト 水性ホビーカラー ドラキーダークブルー」のような専用塗料が発売されているのも、それを示唆していると思います。パーツをカットして組み立てるだけでもプラモデルという冒険は十分に楽しい。けれど、「合わせ目を消して、色を塗るクエストってのもございますのでちょっと寄ってみたらいかがですか?」とドラキーが囁いているんですよね。

 ドラゴンクエストのキャラクターという大きな入り口から「合わせ目消しクエスト」「塗装クエスト」へといざなう。ドラキーのプラモデルとは、そんな存在なのではないでしょうか。そうとわかったらたくさん買って、甥っ子姪っ子に配らなければなりません。わしからの贈り物じゃ!そなたの横にある宝の箱を取るが良い!

スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
¥1,761 (2026/05/28 22:17時点 | Amazon調べ)
スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
¥3,579 (2026/05/28 22:20時点 | Amazon調べ)

関連記事