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【レビュー】いきなり120色!貴方の模型環境に革命を起こそう!/Arrtx 120色 水性ペイントマーカー

 「塗りたい!」という気持ちを即実行に移せるのが、水性ホビーマーカーのストロングポイントだ。小3の息子がプラモする際、塗らないと気がすまない部位があると道具棚からマーカーを引っ張りだしては色を塗り足している。既存の水性塗料もそれなりにストックあるのだが、今までそれには一切手をつけようとしなかったので、このツールが「機会創出」を成していると言える。「水性ホビーマーカーがあったから塗った。なかったら塗らなかった」とはプラモと向き合う姿勢しだいではあるのだが、どうあれ近年このツールが群雄割拠な状況からホットな塗料ジャンルなのだと言える。

 マーカー塗装がトレンドになりつつある今、その理由としてホビーマーカーの進化が大きい。綿密な塗りから平塗りまで対応できるペン先、そして申し分ない発色と隠蔽力のある水性塗料が合わさり、新世代のホビーマーカーとして実用に申し分ないツールとなっている。そんななか、我が家ではDSPIAEのマーカーを愛用してきたのだが息子が毎度「肌色がない!」というので、この機会にArrtxの水性アクリルマーカー120色セットを新調してみたのでその使用感をレビューする。

 この機会にチョイスしたキットはマックスファクトリー『1/72 Scale 太陽の牙セット』だ。チーム太陽の牙の面々、10名それぞれスタイルも肌色も特徴極まっているのでArrtx120色セットを試すのにもってこいのテストピースだと思えた。なにより、自分が絶賛ダグラムプラモブームなので塗りたい気持ちが爆発しており、ヤル気が、塗る気が凄い!

 思ったよりウェットな塗布感で、使い勝手はたいへんカジュアル。今回みたいな綿密な塗装ならば重ね塗りは必須ではなかった。そしてArrtxのマーカーを使うならば以前紹介された『カラーチャート』を用意してからの運用はマストだった。キャラクター設定画と各色の発色を見比べながらマーカーをチョイスしていく。肌の色がまさに十人十色なチーム太陽の牙なのだが、ほぼほぼ近似色を当て込むことができた。さっそく120色セットという多色っぷり、その本領を発揮させられて大変満足。反面、淡い色を基本としたセットなので、濃紺とか濃いめの色はブラックを下地にして色を立ち上げていくか(隠蔽力がそれなりに強いので下地色の影響は少なめ)、他から用意せざる得ない。

 Arrtxのマーカーは乾燥したらマットなツヤ消し仕上がりとなり、パステル調の色彩と相まってたいへん良い雰囲気となる。ただ今回、タフな道を歩むチーム太陽の牙ということで、プレコー半光沢を吹いてからタミヤ スミ入れ塗料(ダークブラウン)を軽くまぶしてリアル感を足してみた。エナメル溶剤で拭き取って仕上げようとしたら塗面が剥がれる部位もあったので、Arrtxのマーカー塗料をしっかり定着させるならば下地にサーフェイサーかツヤ消しトップコートを吹いておいた方が無難だといえる。今回はあえてプラスチックに直塗りして試したのだが、それなりに塗料は定着しているので良く触ったり、こすれたりする部位でなければプラ直塗りで良い場合もあると思う。

 Arrtxの水性アクリルマーカー120色セット、1万円を超える出費となるが、ホビーカラーを120色揃えることを考えたらぜんぜんリーズナブルである。プラモに塗装された色の総量で、模型のリアリティが累積されるという考えなので、とりあえず120色も手数が増えるというのは模型環境の革命が図れるといっても過言ではないと思う。

 さて、これまで愛用していたDSPIAEのマーカーはもう不要となるかというとそうではなくて、明確な役割区分を確認できた。Arrtxの120色セットはまずメタリック系が金と銀しかなくて物足りない。DSPIAEはメタリック9本セットはガンメタリックなどあって活用するシーンが大変多い。あと、メカのセンサー類とかを塗るのにも重宝している。通常色12本セットの方も白や黄の隠蔽力が高くてこれまた調子良い。私も息子も当分はこの2つのマーカーが手放せないプラモ生活が続きそうだ。

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