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【レビュー】タイヤが逆でも、ライトが飛んでも楽しい! 親子で笑って完成させたハセガワ「1:32 eもけ セリカ LB」

 僕の頃の夏休みといったら、朝から晩まで外でサッカーをしたり、虫を追いかけたり、河原で水切りしたりして遊んでいたもの。でも、この猛暑……。そんなわんぱく満点に遊んでいたら、熱中症の危険がありますね。我が家の子供たちも、夕方になってやっと公園に遊びに行ける感じ。そのため、日中はお部屋でゴロゴロしているのです。でも、その時間こそ「プラモチャンス!」。息子に「2人で作れる車の模型があるから、一緒に作ろうぜ〜〜」と声をかけました。その模型が、ハセガワから発売された「1:32 eもけ セリカ LB」です。接着剤不要で、ニッパーだけあれば組み立てられるうえに、プラスチックの色も実車の雰囲気を表現しているので、塗らなくてもまったく問題なしなプラモデルなのです。

 プラモの箱を開けるなり、息子が「パーツ数少ないね! これ、午前中で完成しちゃうんじゃない?」と言ってくれました。良い食いつき。この言葉が出たから、もう安心です。さぁ、一緒に作っていくぞ!

小学校3年生になった息子。説明書を見るなり、「おれもアルファベット読めるようになったもんね〜」と、自慢げにランナー(プラモパーツがつながっている枠のこと)を持ってパーツを探しています。一緒に物を作ったり、スポーツをしたりすると、息子の成長を感じますよね〜。でも、車高を選択できる説明がまったく理解できず、初手からつまずいていました。

 パーツの2度切りも余裕。「昔、お父さんが教えてくれたよね。覚えてるよ」。そんな言葉を頂戴しました。プラモの神様、ありがとうございます。

 タイヤができたので、さっそく取り付けた息子。「お父さん、できたよ!」。僕も感心して見ると、「あれ?? これ、なんか変だぞ……。タイヤの表裏が逆! それでも取り付けられるのか〜〜」と新たな発見。息子も「あ、本当だ。表にはなんかネジみたいなディテールがある」と理解した模様。無理に外すと軸が折れそうなので、プラモゴリラなりの精いっぱいの繊細さを発揮し、タイヤを抜いたのでした。

 「透明のパーツの軸が古墳みたいな形になってる〜〜」と息子が言ったので、「それは取り付け位置を間違えないようにする工夫なんだよ〜」と教えると、「でも、お父さん、見えないでしょ?」と老眼に鞭を打つ発言を飛ばしてきました。ちょっと僕もいいところを見せようと、取り付け方の見本を見せようとしたら、見事にライトをひとつ飛ばしました。親子2人、這いつくばってライト探し。いつもならイライラするパーツ探しも、2人だと爆笑しながら「どこ〜〜」って言えて、それはそれで楽しかったです。「いつも、こんなことしてるの?」と息子には心配されました。せやで……。

 無事、クリアのライトパーツをはめ終えて一安心。でも、メッキパーツをよく見ると、パーツの湯だまり(パーツの形状をきれいに出すためにつけられた、余剰な丸い部分)がカットされていない……もしや……。

 やっぱり!! ボディのパーツにある余剰プラや、シャシーの湯溜まりが全てカットされずそのままでした。

 「窓のこれも切って良い部分だったんだね。なんか触角みたいだから、必要な部分かと思った」と息子。説明書を見てみると、湯だまりのカット指示が特に明記されていませんでした。確かに、初めてプラモを作る人にとっては、カットして良いのかダメなのか、判断がつきにくいポイントですね。

 そして、とうとうクライマックス。そしてクライマックスには事件がつきもの! シャシーと本体をはめ合わせようとしたら、リアボディが吹っ飛ぶ!! リアボディをしっかりと押さえながら、シャシーの軸をリアボディの穴に通さないといけません。ここは息子にとって、かなりの鬼門となりました。

 そこで僕は、「いいから接着剤だ!」と、スラムダンクのゴリばりの判断で、ここだけ接着。すると、2人で四苦八苦していた取り付けが、ものの数秒で終わりました。接着剤を使わなくても良いプラモでも、接着剤は気軽にアシストしてくれるのです。

 およそ1時間で車になりました。「このままでもかっこいい! シールは多いからいいや〜」と言って、この状態で完成大満足となりました。そのあと、僕がシールを貼りました。

 涼しいお部屋でプラモデルに熱くなった猛暑の日。猛暑でも、お部屋で笑いながら楽しめるって本当に良いですよね。そして、そのような時間を楽しめるように、いい感じに手応えがあって、組んだだけでもかっこよさを満喫できるプラモデルが、今、世の中にたくさんあります。ハセガワが新たに送り出した「1:32 eもけ セリカ LB」も、そんなプラモデルです。ぜひ、家族や友人と一緒にニッパーを握って作ってほしいです。それでは。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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