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【レビュー】我が街から発信されるご当地キャラクタープラモデルに幸せを感じた日/プラフィア アルクマ


 日本全国にご当地キャラクターがいると思いますが、長野県在住の私にとって身近に感じているのが長野県のご当地キャラクター「アルクマ」です。そんな地元のキャラクターを、同じく長野県の模型メーカー、ピーエムオフィスエー(PLUM)が「アルクマのプラモデル」を作ったというので作ってみなくては! そう思い立って手にしたのが、今回紹介する「プラフィア アルクマ」です。


 緑色のクマに、真っ赤なリンゴの被り物。信州の魅力を世界に広めるために旅を続けているアルクマの姿は、駅のポスターや観光地のお土産売り場などで、長野に暮らす私たちの日々にいつもそっと寄り添ってくれています。そんな愛くるしいキャラクターが、地元・長野県諏訪市に拠点を構えるPLUMの手によってプラスチックモデルになってしまったのだから、モデラーとして、そして長野県民としてこれほど嬉しいことはないのです!


 キャラクターモデルにおいて最も大切なのは「顔」の再現度。塗装いらずの完璧な成型色、リンゴの鮮やかな赤、クマの瑞々しい黄緑、そしてつぶらな瞳や鼻の黒は塗装済み。これらがすべて色分けされたパーツになっているため、接着剤を使わずにパチパチと組み立てるだけでOK! パーツ数も多すぎず少なすぎず、休日のコーヒータイムにサクッと組むのにちょうどいいボリューム。

 完成したアルクマは、手のひらにちょこんと乗る絶妙なサイズ感。首や腕がほんのりと可動するため、ちょっとしたポーズの変化で表情がガラリと変わるのも愛らしいポイントです。長野県のシルエットパーツもおまけとして最高です。


 私が普段作るガンプラやキャラクターモデルが「日常から離れたロマン」を味わうものだとしたら、このアルクマは「日常に寄り添う模型」です。パソコンのモニターの横や、本棚の片隅にそっと置いておくだけで、仕事の合間にふと目が合った瞬間、地元愛をふと呼び起こしてくれるのです。難しい工作も、複雑なカラーレシピも必要ありません。 ただニッパーを持って、地元の愛くるしい形が立ち上がっていく時間を楽しむ。そんな直球の「プラモの楽しさ」が、この小さな緑色のクマには詰まっています。そんなご当地キャラがプラモデルになってくれたことが、素直に嬉しかったのでした。

SSC

1979年生まれ。サラリーマンの傍ら、模型誌でキャラクターモデルの作例も製作している。模型サークル「PLASTICBOMB」のメンバー

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