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昔の自分に大感謝!HGUC クスィーガンダムで「ありがとうモデリング」に開眼した話。

 『キルケーの魔女』を観てガンプラ熱がストップ高。今回はペーネロペーの活躍なし。そんなら家にあるクスィーガンダムを組めばいいじゃない……とオレのなかでギギが囁き、4年前(4年!?)に買ってあれこれ手を入れながらそのまま建造途中となっていたパーツたちを捜索しました。家にあると言っても未組立ではない。ドラゴンボールばりに散らばっている状態というのがある。みなさんはプラモを捜索しなくてもいいようきちんとひとつのプラモはひとつのところにしまいましょう。

 塗装したままクリップに挟まって4年経過したパーツ、塗装されてうやうやしくジップロックに収まっているパーツ、ランナーのままガシャガシャとコンテナケースに突っ込まれたパーツ、そして説明書とシール。さすがに行方不明になって再集結は無理なんじゃないかと思ったんだけど、脳内で自分の習性を分析しながら探したところ、自分の作業部屋に全部あった。よく一人で、クスィー・G。次からは絶対こんなことしたくない。

 黄色とオレンジのパーツは理想の色で塗装済み。ランナーのまま丸吹きしたパーツもあればご丁寧にマスキングして塗り分けてあるところもあるし、シールに塗料を吹き付けてベタッと貼ったところもある。なんせ4年前のことなのでどこがマスキングを使った塗り分けでどこが塗装済みシールを貼り付けたところなのか全然見分けが付かない。ガハハ。nippperに記事を書いておくと自分が何をしたのか思い出せていいな。

 餌をあちこちに隠すリスのようなアホさですが、いざ組み始めたらこれがおもしろいのなんの。記事に書いてないけど部分塗装で赤い色が入ったディテールなんかもありまして、スミ入れは部分的にしかしてなかったけど「なんか部分塗装済みで色が足りないところはもう全部補ってあるやんけ」状態で鬼のようにテンションが高い。とにかくパーツをじゃんじゃん切り出しバチバチ組み立て。「昔の自分、偉すぎ!」「えっ、ありがとう!オレ!」とよくわからない自画自賛が連発されます。

 組み上げていく途中で「うわ、ここは色を補いたいな」「ここはシールだと嫌だな」みたいなところを発見したら、4年前には使っていなかったマーカーでペロペロと塗装(とくにdspiaeの水性アクリルマーカー グレー、ガンダムマーカー AMS125 ガンダムメタリックマーカーセット2に入ってるGM174 メタリックイエローグリーンあたりがこういう部分塗装モデリングには有用すぎる!)。下ごしらえと熟成に4年、いざ組み立て始めたら2時間ばかりで小説版イメージのクスィーガンダムがみごと出陣でございますよ。


 こうして立たせてみるとパネルラインごとにもう少し違うトーンのライトグレーを足したいぞ……とか、やっぱり白いパーツにはバキッとスミ入れをしたいぞ……とか、デカールを貼ってつや消しトップコートをしたらもっと映えるぞ……みたいなことがわかります(そしてそれぞれをどこにどれくらい追加すると効果的に見えるのかも全体像があるからこそイメージしやすい!)。そしたら2度目の完成に向けてまたバラせるのがガンプラのいいところ。

 プラモデルを買ってきたら完成までにやらなければいけないことを全部イメージしてそれをひとつずつこなしていかなきゃ……と思い込み、その工数に怯んでしまうこともしばしば。しかし「とりあえず気になるところだけ色足しておく」とか「とりあえずスミ入れだけしておく」みたいなお手つきをしておくと、未来の自分がすごく喜ぶぞ!ということに気付かされた春の午後でした。身構えていればガンプラは完成するものだぞ。いやなんだかんだでめっちゃ嬉しいな。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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