
いま、プラモデルの筆塗りがとても盛り上がっています。店頭にはさまざまな種類の筆があって、筆塗りがうまくなったような気になれる良い筆もたくさん。私けんたろうも筆塗りが苦手だったのですが、筆塗りが楽しくなる筆にいくつか出会いました。また筆塗りの達人たちにいろいろ見せてもらいながら、「これは……!」という筆を見出す機会もあり……。今回紹介するのはまさにそんな筆なのです。

こちら塗料メーカーのファレホが発売している筆で、「シェーダー」というタイプの筆になります。ファレホには9タイプ・サイズ別全48種類の筆があって、とくに「プロモデラー」や「エフェクト」はシンプルに性能が良いもので好んで使っていたのですが、この「シェーダー」は9タイプのなかで自分ともっとも縁遠い存在だと思い込んでいたアイテムでした。

「シェーダー」は先端がふんわりとして丸いのが特徴。塗料も筆に含みやすい筆なので、スミ入れやウォッシングにも向いています。この特徴を活かせば、エアブラシでやったかのように ボカしを表現できるのでは……と思ったので、実際に塗ってみます。

少量の塗料を筆につけて、サッと撫でるように塗る。カッチリとした筆目が出ないので、ボケ感のある塗面がパーツに表現されます。


スミ入れやウォッシングを施したパーツの上から、この筆でさらにもう一度基本色を塗ります。今回はドライブラシ的に塗ってみました。するといい感じの明暗さがパーツに現れて、気軽にグラデーション塗装が楽しめます。

また塗装のリタッチにもこの筆は大活躍。デカールを定着させようとして、いつものようにこすったら塗装が剥がれてしまいました……。でも大丈夫。シェーダー筆の出番です。

スタンプするようにぽんぽんと筆先のかすかな塗料ではたくと、剥がれた塗料を自然とカバーすることができます。シェーダーらしいボケ足がデカールとの境をうまく埋めていきます。

リタッチを終えたら、つや消しスプレー。筆目はつや消しスプレーを吹けば落ち着きます。ファレホのシェーダー筆はふんわり素材でも端がしっかりと出るので、狙いがつけやすくてコントロールも良好なのです。みなさんもファレホ筆のシェーダー、持っておくとテクい塗りが楽しめますよ~! おすすめです。