
エポキシパテはA剤B剤を混ぜて化学反応で硬化する粘土状のパテ。粘土状ゆえに混ぜ合わせるときも紙コップに入れて棒で攪拌ってわけにもいかず、手でこね合わせるのだけれど硬化前のエポパテは素手で触らないことを推奨されている素材だ。

商品によっては練り合わせ時に使うための使い捨て手袋がついてきたりもするのだけど、これがとても使いにくい。パテ自体の粘着性で手袋に張り付いてだぶついた手袋のシワを咥えこんだりして練り合わせるのに苦労する。練り合わせた後、盛り付けたり、形をひねり出したりするにしてもこの手袋では勝手が悪い。

そこでお勧めしたいのがニトリル手袋である。ドラマでとかで見る外科医が手術をするときに嵌めているアレだ。はめると手の甲を正面に見せて両手を立てたくなる。自分の手のひらに合わせたサイズを使うのがキモ。ちゃんと合っているサイズは手にはめるときに滑りが悪くて少々苦労するのだけれど、ほとんどシワのよらない状態で指先までフィットする。
サイズ選びはこの道具のキモ。下の写真、向かって左がジャストサイズ。大きいサイズではたるみが邪魔をするし、小さすぎると破けて使えない。

指先を余らせずフィットさせられるサイズでないとパテをこねる際にダブつきを噛み込みこませてしまったりして全く快適さを感じられない。自分も最初はひと回り大きいサイズを買ってしまい、小さいサイズを買いなおした。使ってみたけれどイマイチな思いをした人はサイズを見直してみてほしい、全く別物というくらい快適になった。サイズの合った指先までフィットするニトリル手袋なら素手に近いハンドリングで練り合わせ~盛り付け~そのままヘラ等道具を使った作業までできる。



手袋表面にパテが張り付いていないので指先でこねるのも快適。手のひらで転がして団子状に練りこんだり
、挟み込んでヒモ状に伸ばすような動作でもパテが不用意に絡んだり、手袋のたるみを嚙みこんだりしない。
硬化前のエポパテは粘着質なので、手先にメンタム等の軟膏を塗って練り合わせるときにまとわりつかないようにするテクニックが普及しているんだけれど、ニトリル手袋だとパテが張り付かないので不要になる。これなら練り合わせた後、プラモに盛り付けたりする際の食いつきもよくなる。

作業後は外側にまくるようにして脱げば、パテのベタつきと接触していた面を内側に巻き込んだ状態で捨てられるのもポイントが高い。エポパテは説明書で手袋使用が推奨されているのにもかかわらず、自分を含めた一部のモデラーはちょっとくらいなら平気だとばかりに素手で扱う人が少なくなかった。自分も銘柄によっては手がかぶれたりもしてエポパテの使用自体を控えていたこともあったのだけど、このニトリル手袋のおかげでまた積極的に使えるようになった。
換気や集塵を気にしてマスクや塗装ブースを使うことが常識化していったように、こういう健康面での安全性を担保するためのマテリアルというのももっと普及したらいい。健康にプラモ続けていきたいしね。