軽くてコスパ良し!! 切削性もサックサクの超定番エポキシパテ「セメダイン エポキシパテ木部用」

▲エポキシパテがあれば、どんなアニキにもバットを持たせて野球ができる!
▲どこでも休める!
▲抱き枕で快眠!!! ありがとう、エポキシパテ


模型に使えるパテはさまざまありますが、どれも目的は盛ってカタチを作り出す、というところにあります。トロっとした「粘度の低い液体のようなもの」や、「粘土のような柔らかいもの」などがあり、使い始めは柔軟性がありますが、固まると固体になり、さまざまな性質が生まれます。そこから削っていくことで望みの形状に加工します。

▲セメダインの超定番エポキシパテ、木部用


これはセメダインのエポキシパテ木部用です。エポキシパテというのは主にエポキシ樹脂(主剤)と硬化剤の2剤を混ぜて化学反応で固まるタイプのパテです。


パッケージを開けると、筒状のケースとビニール製の手袋が1組入っています。手袋は使い捨てなので、替えが必要になります。個別にビニール手袋を用意しておきましょう。

ケースを開けると、端に銀紙、周囲をビニールに保護された太いロール状の本体があらわれます。セメダインのエポキシパテはふたつの材料が同じロールに入った形式で、切るだけで混ぜる量が適量になります。自分はパテなどを切っていいカッターナイフを用意しているので、周囲のビニールごしに切断します。

切り出すとこのように色の違う部分がよくわかります。端の銀紙は筒のなかでパテがくっつかないように、未使用の残りにくっつけておきましょう。切ったパテの周囲のビニールを剥がしたら、いよいよ混ぜるタイミングです。

このパテは混ぜる前からけっこうベタつくので、水を軽く手袋につけながら混ぜると良いでしょう。親指でぐいっと押して、畳んでまた押して、どんどん混ぜ合わせます。

2種類の色がマーブル状になり、だんだん均一な色になります。これが混ざっていることのサインで、キレイに色が整ったら使うフェーズです。どんどん使ってみましょう。エポキシパテは粘土状なので、混ぜ合わせて硬化するまでの間もある程度任意のカタチをつくることができます。

エポキシパテ木部用はかなり早く10分で硬化がはじまります。エポキシパテ全体に共通なのですが、ナイフで切りやすいぐらいの半硬化状態があります。この瞬間も有効活用できます。

ざっくりとナイフでカタチを整えるのにちょうどよいタイミングです。仕上がりが硬めになりやすいエポキシパテはこのタイミングで追い込んでおくのも大事です。木部用はエポキシパテのなかでも最も切削しやすいパテのひとつです。

完全に硬化したあとでも切削しやすいのが木部用のよいところで、サクサクという言葉が本当にピッタリ。加工のしやすさ、後から削ることでのカタチの出しやすさは様々なエポキシパテの中でもトップクラス!

ただし、とがったエッジや細い部品を作りたいなら木部用を使うのは避けましょう。ツメでつよくひっかいたら削れるぐらいの硬さなので、ぶつかりやすいところは破損する可能性が高いです。

▲軽くて水に浮く!!

ご覧のように水にも浮くぐらいの軽さ。パテで重くなったら困るな、という大きな部品をカタチづくるにもちょうどよい素材ということになります。

実践的な使い方としては、プラ板などで枠組みを作ってから盛り付けると狙いの形状にしやすくなります。

型枠にパテを盛り付けます。こういう細かい作業をするときは、金属の棒などがあると便利です。スパチュラが最有力なんですが、最初は金属の塗料棒でもよいと思います。

固まったら、あとはガリガリと削るといい感じのタマゴ形状になっていきます。プラ板が木部用パテより硬いので、ヤスリの削り過ぎを防いでくれる面もあります。こういうふわっとした曲面はパテの得意とする部分ですね。

あとは埋めるのもパテの役にたつ部分です。ポリキャップをざっくりとした空間に入れたいな、というとき。パテはいい仕事をしてくれるでしょう。

ポリキャップの周りにパテを詰めて、あとは硬化を待つだけ。使いたい穴部分にパテが詰まらないように、棒を入れておく、あるいは棒で固めたい場所をコントロールするなど、その時々で工夫をするとよいでしょう。

こうしてポリキャップを埋めることができました。このイージーさは木部用の速さと軽さ、ほどよい硬さが活きる部分でしょう。

とにかくサクサク、削りやすくカタチを出しやすい、そんな切削が気持ちいいエポキシパテが木部用です。人によっては大まかなカタチを木部用で、細部をまた違うパテで、というハイブリッドな使い方をしている人もいます。……それはそうと、エポキシパテとしては安いので、まずはコネコネサクサクして、いろいろ楽しんでみるのが良いと思います。

けんたろう
けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。