
もはや長寿かつ幅広すぎるラインナップによってハセガワのプラモデルのなかでも特別な存在感を放つメカトロウィーゴシリーズに「マジンガーコラボ」の第一弾、“まじんがーぜっと”が加わりました。ひさびさに1/20スケールのウィーゴを見たので「デカいなオイ」という気持ちがすごい。最近は1/35スケールのウィーゴばっかり見てたからな……。
かつては千値練というメーカーから完成品トイとしてマジンガーコラボのデザインが製品化されていましたが、改めてプラモデルでそのカタチと色を楽しめます。マジンガー、時代や作品や受け手によって猛烈にいろんな解釈の広がりがあるので、プラモデルと相性がいい。

マジンガーコラボのために起こされた新規パーツは4色で、ランナーの量もそれなりに多く、ゲスい話をすると「おお、けっこう凄い金額が投資されているな!」という感じが迫ってまいります。そして白い台紙に印刷されたカット済みの紙シールが付属し、パーツだけでは再現しきれない色彩を補っております……ってあれ!? その赤いシールはブレストファイヤーですよね!

ホバーパイルダーって赤でしょ。そんじゃ同じランナーに入っているブレストファイヤーもいっしょに赤いパーツにすりゃ良かったじゃん……と思った私はスーパーニワカであり、これはハセガワからアナウンスされているとおり「原作カラーのマジンガーZ」なんですね……。原作のホバーパイルダーは白。赤いホバーパイルダーは東映アニメ(そのあとの色の変遷を調べだすと一晩溶けるから注意してね)。

さて、白いブレストファイヤーのパーツに赤いシールを貼るとパーツの端面に白が見えてしまう問題があります。うーん、塗装したい。手早く鮮やかな赤を塗りたいとき、私はいつもNAZCAのフレイムレッドを使っています。下地が白なので何も考えず、とにかくガバっと吹きます。はいキレイ。はいめっちゃ発色いい。ほんのり黄色に振れた色味も己の中におけるマジンガーZらしくてよろしい。ありがとうフレイムレッド。

さて、このキットにはもう一箇所「赤く塗ったほうが絶対カッコいいわぁ」という箇所があります。それが目の周り。マジンガーZの口(口ってなんだ?)に相当する部分は白と黒のダンダラになっていて、その両サイドにある目の周りの部分が赤。しかしパーツは黒。助けてくれ。どうすればいい。

NAZCAのフレイムレッドは隠蔽力がめっちゃ高いので黒の上からでも発色するといえばするんですけど、ここは鮮やかな赤であってほしいのでワタシとしては超珍しく白い下地を吹きました。下地塗料といえばサーフェイサー……とみなさん思うかもしれませんが、最近はもっぱらMr.カラーのGGXホワイトを使用するのがマイブーム。適正な濃さに希釈した状態でドロッパーボトルに入れておき、ブバーっと適当に吹いてもあっという間に白くなります。ツヤを出したくないときはエアブラシから発射された塗料が空中で生乾きになるくらいの距離で吹き付けると上から塗る塗料が乗りやすいボソボソの表面ができます。ズボラなツヤのコントロール法〜。

口になるところは適当にマスキングします。小さくカットしたマスキングテープを何枚か用意し、ピンセットの先端でエッジにグリグリとなすりつけながら貼ればOK。キワのところははみ出してもどうせ黒で塗るし適当でも大丈夫です。なんかこの日はとてもノリノリだったのでウジウジ考えるより手を動かしたほうが速かったんだな。

両サイドに赤を吹き付けて、黄色い目玉のパーツをはめ込んで、白と黒のダンダラは凹んだところにアクリル塗料の黒を面相筆でピッピッピと置いていきます。アクリル塗料がはみ出したらキッチンマジックリンで拭き取ればきれいサッパリなのでここもビビらずに塗りましょう。楽しいぞ。

……ということで、メカトロウィーゴのマジンガーコラボは赤いところを塗るとすげえかっこよくなるぞ、という話でした。赤はめでたい色ですからね。やっぱ自分で塗ると盛り上がりますし、目のところなんてとくにシールが入ってませんから、こうして攻略法を書いておきたくなった次第。さて、全身を組むのは次回に取っといて、みなさんもまずは買って組んでマジンゴーしましょう。そんじゃまた。