

いつもと違うプラスチックの色。それだけでこの模型はスペシャルなんだと思えます。飛行機模型の多くはグレーの成型色(プラスチックの色のこと)ですが、この「タミヤ 1/48 スーパーマリン・スピットファイア Mk.Vb TROP.」はデザートイエローで成型されています。


そう。この色は「砂漠の色」。ヨーロッパを離れ戦地を北アフリカへと移したスピットファイアが、猛暑と砂ぼこりという過酷な環境の中で戦うために纏った色なのです。箱を開けた瞬間に、そんな情景が思い浮かぶように、タミヤはグレーではなくデザートイエローの成型色でスピットファイアを送り出したのです。


半袖のパイロットフィギュア、砂ぼこりから守るためのエアフィルター、地上部隊の支援など低空での戦闘を強いられることが多い砂漠戦に対応するために改良された短い翼端など、パーツからも特別仕様な雰囲気を味わえます。

プラモデルは組んで塗って飾ってという流れで楽しむことが多いけれど、実はその前に、箱を開けた瞬間に見えるプラスチックの色で僕らはワクワクしていることが多いと思います。特にいつもと違った色で大好きなモチーフに出会えた時は、なんだかちょっとだけ得した気分にもなれるし、違うモチーフを組んでいるみたいな錯覚も覚えます。あなたがプラモデルを買ってきて箱を開けた時に、「あ! なんかいつもと違う色だぞ」というものに出会えたら、ぜひnippperで教えてくださいね。それでは。