

こんなに鮮やかな色でも「汚し表現」ができてしまうのがプラモデル塗料の楽しいところ! Mr.ウェザリングカラーにラインナップされている「フィルタ・リキッド」は、使い方次第でさまざまな風合いや味わいを演出できる、奥深いツールなんです。今回はその中でも、“自然なムラ感”を簡単に表現する方法をご紹介します。
使用するのは、Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッドのグレーズレッド、スポットイエロー、シェードブルーです。

まずは塗りたいパーツを、少し明るめの色に調整して塗っておきましょう。ウェザリングカラーを重ねることで色が深まるので、明るすぎるくらいがちょうどよかったりします。

次に、3色のウェザリングカラーをランダムに筆で置いていきます。この技法は、ドットのように塗料を置いていくので、「ドッティング」なんて呼ばれることもあります。配置は気にしすぎないのがポイント。むしろ“考えない”くらいの気持ちでラフに乗せた方が、自然な仕上がりになります。今回は赤みのあるムラを出したかったので、赤を少し多めに使用しました。

続いて、溶剤を含ませた筆で、乗せたカラーを軽く塗り込むように馴染ませていきます。色同士がパーツ上でどんどん混ざっていくことで、ピンク一色だったパーツがうっすらとさまざまな色に染まります。それがかえって自然な風合いを生み出してくれます。そのまま乾かし、余分なカラーを拭き取ると……。


このように、場所によって色味に違いのある“ムラ”が生まれます。丁寧に塗るだけでは出せない、味のある雰囲気が表現できますよ。

この方法を、恐竜のソフビにも応用してみました。生き物の肌にもぴったりですね。使い込まれた車両・機械の質感など、自然な色のムラがあるとぐっとリアルになります。砂や泥といった地形的な汚しと組み合わせて、より深みのある表現を楽しんでみてください。