

F1グランプリ2025年開幕3戦目にして角田裕毅がトップチーム、レッドブル・レーシングに電撃昇格!というビッグニュースは本当に突然訪れた。前年度チャンピオンのチームメイトとして日本人ドライバーが急遽抜擢される事態に国内F1ファンは騒然。なんていったって昇格デビューとなるその3戦目はもう次の週末、桜咲き誇る鈴鹿!日本GP!F1ファンのプラモ好きなら何か作りたくて右往左往しまくっていることと思う。
そんなわけで今レッドブルF1のプラモが旬。レッドブルF1のプラモは数えるほどしかリリースされていないのだけど、今買うなら童友社が輸入してくれているコレがイチオシ!
一部塗装済みのパーツを組み立ててシールを貼ることで仕上がる比較的イージーな仕様のキット(しかもラジコン)なのだけれど、新グランドエフェクトカー規定をはじめとした「最近のF1マシン」を味わう意味でも貴重な存在だ。

のっけからヘッドレストにシールを貼る作業なのだけど、今はそんなトコにロゴ入ってるの?に加えてシールがつや消し。レーシングカーといえばツヤピカ仕上げというのも今は昔、ツヤ消し塗装のほうが性能に優位な差が出るほどに軽量化できるということで最近のF1マシンはフラット仕上げが主流になっていたりするんだな。

「シールを貼る」というとチープな仕様に聞こえるかもしれないけれど、このキットのシール作業に関してはそんなことは微塵も感じないね。黄色だけ塗装されているボディは1/16という大スケール故に、ストレスを感じることなくシールを貼り進める毎にどんどんかっこよくなっていく高揚感がひたすら続く。フチの色味も部品とドンピシャでシールのキワも気にならない。側面の”ORACLE”ロゴだけはキレイに貼れない形状なのでタンポ印刷済みになっている。この複雑なうねりと膨らみが交錯するサイドポンツーンの造形も見どころ。

そう、なんというか2021年以降の新グランドエフェクトカー規定のF1デザイン、エヴァンゲリオンの山下いくと氏が描くような三次曲面でできているんだよ!現実はSFアニメより奇なりとはまさにこのこと。リヤウィングなんかうねりまくって内壁側さえよく見えるスポンサースペースとして使えるレベル。この角度なら、ボディが後方に向かって極端に絞られるのはボディからの乱流が少ないクリーンエアをウィングに導くためだ……というのがよく分かる。ミニカーでは見られない「タイヤがない状態の景色」も自分で組み立てるプラモデルならでは。

シールを貼っていて面白かったのはコックピット周り。F1のグラフィックは基本的にスポンサー広告としてのロゴなんだけれど、マシンを外側から写した時用と車載カメラから写した時用とで向きが入り乱れるんだよね。最近のF1には装備が義務付けられているドライバー保護ロールバー「HALO」は車載カメラからの露出が多いので特にシールが多い。向きを間違えて貼り直したシールがいくつもあった(汗)。
でもこのキットを手にして今一番やりたいのは……カーナンバー22のシールをプリンターで作ったよ……もちろんコレを……。

キット付属のナンバーの代わりに貼る!家庭用のプリンターでもできるし、なんなら筆で書いたってなんとかなる。とにかくこのカーナンバーを22にするという手間を何とかするだけで「俺が応援してレッドブルに角田を乗せた」ができる(バカ!) 。

このレッドブルは2023年型だし、スポンサーロゴも今年のものとは結構違っている。それでも2022年以降のグランドエフェクト規定に準じた”最新世代”モデルであるし、ファンが角田に乗ってほしいと願い続けた1台でもある。だからこそ角田の”#22″を貼るというだけの加工が感慨深く感じられるのだ(作業しててとても嬉しかった)。あとはコレを横に置いて中継を待つばかり、そう角田と同じように「100%準備はできている」ってやつなのさ。
いま、(プラモデルで)レッドブルに角田を乗せる最短の方法。やってみるだけの価値がありますぜ!