

『ファイブスター物語』の巨大人型兵器モーターヘッドをプラモデル化しているボークスのシリーズ、IMS。新作として2025年3月に発売されるのがこのサイレンF型。すべてが新パーツとして設計され、いままでのIMSシリーズと異なりシルエットがごつい印象のサイレンF型を、ボークスはいかに立体化したのか、今回はパーツをじっくりと眺めながらその内容に迫ってみよう!

まずはこの成型色。深みある赤が見事に表現されている。全体的にキレイなアールを描く表面と尖ったエッジが気持ちいい。本シリーズも、回を重ねるごとに確実にパーツ成型の精度も向上しているのがわかる。

巨大なベイルはこのキットの曲面の表現の極致。カーブしつつ盾の峰には光がまっすぐ入る絶妙な形状に注目!

ランナーに繋がったままのパーツを眺めていると、「この部品はどこのパーツだろう?」と想像する楽しさもある。特にこのランナーでは一番左端のパーツがそれ。そしてわからない部分が、組んでみたら一体どこになるのか……ランナー状態ではまだ見えてこないパーツに想いを馳せるのだ(左端のパーツは腰のブロックになるのだ)。

いままでのIMSシリーズでは見なかったウロコのような腹部表面モールド。こういったフレームパーツもサイレンFならではの楽しみ。

胴体内を縦貫するフレーム。まさに背骨! という部分から、中央部の形状に注目。K.O.G.などで見られたOリングとネジで締める関節の根元がある……! これは重たいベイルを持ったりしても腕が下がったりしないように、ポーズをしっかり決めるための関節システム。フレームが違ってもIMSの技術が確実に継承されている面白さを体感できるパーツだ。

かたびらのような小さなモールドが並んだ腰アーマー内側パーツ。こういったディテールもいままでのキットでは見られなかったおもしろいところ。

スライド金型のため面白い形状になったランナー。側面のシャープなディテールや嵌合のためにリッチに金型を設計しているのがわかる!

頭部の造形の良さも注目だけど、この背中の外装パーツに注目(一番手前中央のパーツ)。このパーツの中央の穴が、関節のネジを管理するハッチ部分になっている。ネジが緩くなった時も、簡単にメンテナンスできるようにうまいことパーツを分割している。

膝は引き出し式関節にて可動範囲をぐっと向上。股間にもネジで締める関節が採用されているので、膝を入れてもガッシリ支えられる。

正直、ランナーが溢れ出るパーツの多さ(420パーツ)。しかし、組むだけなら癖がなくサクサクと楽しく組んでいける。休憩しながら1日4時間ほど組んで、2日で組み上がった。
IMSのサイレンF型は完全新規アイテムなので、今現在のボークスIMSシリーズのクオリティを楽しむのにもってこいのプラモ。パーツ形状を見てもらえばわかる通り、成型精度も非常に高いレベルに達している。ファイブスター物語のプラモを、これから作ってみたいと言う方には最高のキットと言えるだろう。
>ボークスIMS 1/100 サイレンF型
追記/IMS「1/100 サイレンF型」商品のお届け・発売日延期のお知らせ
