

技術の歴史を調べると「えっ? そんな前からあるの?」と驚くことがあります。例えばファックス。じつは誕生が電話より30年以上早いんです。それから例えばサングラス。古くは古代ローマ皇帝ネロがエメラルドを使った遮光用眼鏡をつけていたという記録があります。
予想より昔から存在する技術というのは世の中に溢れているもので、日常で使っている技術は長い歴史の積み重ねなんだなぁ、と思うことがあるわけです。
さて、いつものようにプラモデル売り場を眺めていると、目に飛び込んできた「ドローンの黎明」という文字。一気に興味を惹かれました。ドローンといえばカメラをつけて空撮したり、山間部に荷物を運ぶ実験をしていたりと、現代の技術とニーズから生み出された新しい概念だと思っていたのですが、パッケージには明らかに大戦時のプロペラ機。

どういうことなんだ? コレは組んで確かめるしかない! プラモデルとの出会いは一期一会だ!……ということで購入したアメリカの艦上戦闘機F6Fヘルキャット。1/144のキットで2個組めるステキ仕様です。こういう小さめキットはポツンと一つあるよりも並んでいる方がたのしいですもんね。帰宅後、さっそく解説を読むと、なんとこのヘルキャット。無線操作する無人機だそうです。うそだろ? パイロット無しで飛ぶの? そんなのロマンの塊じゃん! 1/1ラジコンじゃん!

どうやらこの無人機は、演習の攻撃目標をぶら下げたり、核実験に観測機として参加したり、人が乗るには危険な用途で活躍したようです。なるほどなぁ。無人機になったからといって、見た目はほとんど変わりませんが、こいつはドローン。その証拠にリモコンを持ったハチ(ドローンの元の意味は「ミツバチの雄」です)マーキングが輝いています。

キット自体は胴体を貼り合わせて、翼を付けるオーソドックスなステップで組み上げます。パーツの合いも良好で、エイヤと組めばたちまちちょこんとした飛行機が2機完成。小さめスケールであることに加え、派手なカラーリングがより一層マスコット感高めていますが、こいつは飛行機の可能性を広げたすごいやつなのです。
プラモデルの世界は発見がいっぱい。いつも楽しい驚きをもたらしてくれます。興味をひかれたら迷わず手に入れちゃいましょう!