世界中のモデラーに愛されているスペイン生まれの水性塗料「ファレホ」。日本ではボークスが総代理店を務めています。水だけで希釈できて無臭。しかもスケールモデルからキャラクターモデルまで、なんでも塗装できる圧倒的な色数を誇ります。そんなファレホから、使ってよかったぜ！ という色をフミテシの独断と偏見でレビューしていくコーナー。今回は、1本あると本当に便利な「ホワイト」をご紹介します！
ファレホの「ホワイト」は、とってもニュートラルの白でクセがありません。そして水性塗料の城の中でも隠蔽力が高い方なので、2回くらい塗ると白がしっかりと発色してくれます。色の良さと発色の良さで、使い心地が抜群なのであります！！ 早速少量の水で希釈して伸びをよくしてから、パーツに塗ってみましょう。
こちらは航空母艦赤城の艦橋に装備されたマントレット。体操マットをぐるぐる丸めたようなもので、お手軽な防弾装備として各所に取り付けられました。このパーツをサクッと塗ってみましょう。
グレーの成型色（プラスチックの色のこと）にそのまま塗ります。1度塗りでは下のグレーが少し透けますが、白と認識できるほど発色し、しかも弾かれないで定着しています。
一度塗りした状態。このくらい透けるので、逆に厚ぼったくなることなく2度塗りで綺麗に仕上げられます。
完全乾燥後、もう一度塗り重ねるとここまで白が発色！ 完成です。たった2回でこれだけ綺麗な白になってくれるなんて最高ですね。
ファレホはとっても伸びが良い塗料なので、小さいパーツの塗装や細部の塗り分けには重宝します。ファインモールドのポルコのグローブを塗りましたが、肌とグローブのキワも気軽に攻められます。
2回塗りでフィニッシュ！ フレッシュ1色だったパーツにグローブが爆誕しました。少ない手数で塗装できるので、筆目や塗料の厚みもなく綺麗な塗面となります。ガンプラだったら『ガンダムUC』に登場する袖付きのモビルスーツ（ギラ・ズール）とかの塗装にぴったりですね。水性塗料なので、はみ出してもマジックリンでサラッと拭き取れます。使い勝手の良い白が欲しいと思ったら、ぜひファレホのホワイトをゲットしてくださいね。
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