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「中身が気になるあの車」はなんでも積めそうな良い車だった/アオシマのトヨタ ハイエース

 「著名人のカバンの中を大公開!」なんて特集が雑誌で組まれることがあるが、私が今知りたいのは、街中で走っているハイエースの中身だ。バスに乗って移動しようものなら、ぼーっと窓の外を眺めている間に何台も見かける。試しに数えたが20を超えるあたりでやめた。そんな背景に溶け込みそうな車も注目してみると思わぬ発見があった。

 まず、運転手は老若男女問わずといった具合。勝手に男性が多いと思ったがそんなことはなく女性も運転している。見た目も物流関係っぽい作業着の人が多いかと思いきやスーツ姿も結構いた。それにジャージやパーカーなどの動きやすい服装も多く、タイダイ柄の虹色のTシャツを着ているのを見たときは驚いたし、いろいろな人が運転しているということを認識した。

 それに、各々でカスタムしていることも良くわかる。白いハイエースを一番見かけたものの、持ち主が貼ったであろうシールがリアガラスに何枚も並んでいたり、会社名やロゴが側面に貼り付けて、社用車としての体裁を整えたものがあったりした。主力商材なのか、ワサビの柄で全体をラッピングしているものはさすがに驚いた。

 ここでわかるのは、ありふれた車であるがそれぞれが何らかの愛着や意味を持って、大小さまざまな形で見た目が変えられているということだ。自然に愛されている車がハイエースなのかもしれず、そういう車がプラモデルになっているというのはとてもいいことだと思った。もし自分が日常的にハイエースを運転するのであれば、会社のステッカーを貼り付けたりして、何らかの形で自分の乗る姿に近づけようとしたと思う。

 アオシマの1/24スケールのトヨタハイエースはクリアレッドで再現されたブレーキランプやバシッと決まるフロントグリルのメッキパーツが美しいプラモデルだ。ウィンドウパーツを綺麗に塗るマスキングシートもついているので、塗装も楽にできそうだ。ただ、私が本当に感心したのリアゲートを開けた状態を再現できることだ。

 中の様子をじっくりと見られるし、ここにどれくらいの荷物を入れられるかが想像できる。何を積んでいるのだろうと思っていたが、なんでも積めそうだ。だからこそ、あれだけの数が走っているのか。また、真っ白なプラスチックで作られたボディは「街でよく見る姿」という感じで、色を塗らずに作ってもそれらしさを十分に味わえるのが楽しいのだ。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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