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奇跡のコラボプラモには「とっても優しい模型愛」が詰め込まれています。ハセガワ メカトロウィーゴ “すこーぷどっぐ&きりこ”

▲プラモデルで新年が笑顔になったぜ! 最高に楽しい、プラモ愛がめっちゃ詰まった“すこーぷどっぐ”をエンジョイしようぜ

 nippperでもガンプラの楽しいフィニッシュ方法を紹介してくれたモデラー・小林和史氏と模型メーカー・ハセガワがタッグを組んで展開しているかわいいプラモ、「メカトロウィーゴ」シリーズ。多くのモデラーから支持されている本シリーズが、TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』と奇跡のコラボレーションを果たして話題になりました。もうネタが先行しまくりなプラモなのですが、箱を開けるとそこには「どんな人にも模型を楽しんで欲しい!」という愛がミッチミチに詰まっていて最高でした。絶対に買って組んだほうが良いです!

▲完成見本の写真から想像できないほど「パーツ多くない?」って思うかもしれませんが安心してください。使わないパーツいっぱいあります

 キットは「すこーぷどっぐ」と「きりこ」の2体セット。すこーぷどっぐというのが装甲騎兵ボトムズに登場するメカで、それに乗る主人公がきりこです。作品の主役がどちらもメカトロウィーゴ化しているってわけです。元のウィーゴのキットに、すこーぷどっぐときりこ用の新規パーツが入っているので、かなりのボリュームになっています。しかし元のウィーゴのパーツからは使わないパーツがかなりあるので、実際に組み立てに使用するパーツは少ないです。

▲ウィーゴをすこーぷどっぐにする……これだけの新規ランナーという本気!! コラボレーションってのはこういう仕事だぜ!! って声が聞こえてきますね。最高です

 買ってきたその日に「今日はちょっと疲れて全部組むのは大変かも〜」って思ったら、ぜひこのお手つきだけしてみてください。そうすれば次の日には完成しています。プラモを買ってきた日に、全部ではなくどこかワンパーツだけカットして組んでみるとそのまま積むことなく、組み上がっているということが多いです。

▲バイザーです。もうこの時点ですこーぷどっぐですが、スコープドッグといえばあのアイコンですよね
▲そう! ターレットレンズ!! これだけでスコープドッグの味がめっちゃします。超満足

 これだけ組んだら、説明書をゆっくり読んでみてください。本当に素晴らしいプラモ愛が印刷されています。これを読めば、きっとあなたのモチベーションもぐんぐん上がってくることでしょう。

▲接着剤を使うことなく組める模型全部に入っても良い素敵な言葉【接着剤のススメ】。そして女の子と男の子のプラモを組むのには接着剤が必要……子供達を組んだ人には、接着剤を使うプラモの世界が開けるのです

 説明書にある指示が「取り付け注意」「向きに注意」とかそういうコメント的な物だけではない、隣に小林さんがいて囁いてくれているような文言で書かれています。パーツの取り付け方法のちょいテク、パーツ形状の見極め方、そして次はきりこを作ってみようというお誘い。僕たちがすこーぷどっぐに気分よく乗れる魔法が説明書に書かれているのです。

▲爪楊枝のこのテクは本当に最高。実際に試したらサクッと組めました
▲上下の向きや、パーツを破損しないように組み立てるポイントがわかりやすく記載されています
▲きつい時に無理しない。男の子はあなたの判断で乗せてねなど、ユーザーへのフレンドリーな姿勢が見られます

 ひとつひとつが本当に丁寧で、説明書まで含めて最高すぎるプラモ。コラボ商品であることから、ボトムズきっかけで初めてウィーゴを組む人も多いことでしょう。そういう人へのフォローも完璧なのです。

▲俺は男の子を乗せました。僕が初めて見たロボットアニメが「装甲騎兵ボトムズ」(兄がベータに録画していた)なので、まさに男の子と自分を重ねわせてしまいます
▲この目つき……やってくれそうじゃないですか
▲フィアナ!! もうあなたが好きなように思いっきり遊んじゃおうぜ!!

 すこーぷどっぐだけでもこんなに楽しいプラモデル。お次はきりこを堪能しようと思います。人がウィーゴになっちゃってるってだけで最高なので、今からワクワクのドキドキ。ハセガワと小林氏のプラモ愛がひと箱に詰まっていますので、ぜひ今すぐ買って組んでください!! それではきりこで会おうぜ!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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